メンテお気楽日記 １月２８日 漢方医とメンテナンス

お呼びが掛かり、修理のために現場に入ったが、機械がマトモな場合がたまにある。
客からは「お医者さまの顔を見たら、直ってしまったか？」なんて、笑い話にもならない。

確かにメンテナンスは機械のお医者さまかもしれないが、最近は外科治療と言うか
西洋医学でいうと、ケガや病気になってからの治療が多い。正に「修理屋さん」


石川県出進の偉人に「皇漢医学」を書いた湯本求真って先生がいます。
西洋医学が正道とされる時代に、漢方医学を見直し、融合を唱えた先生です。

漢方医学には「四疹」といって、患者を見極めるスベがあります。
「望」「聞」「間」「切」とは、患者を目で観察し、患者の声を聴き、患者に質問する
そして、患者に直接触れる。これはすべて機械のメンテナンスにも欠かせない事柄です。

「壊れる前に直す」これは機械を大切にしていた時代の当然の流れで、機械の異常を
いち早く肌で感じ、原因を究明し、正常（健康）な状態を維持する。

今、こんなことですら出来なくなった現場環境の状態をとても危惧しています。
外注加工の工場が維持出来なくなり、本社移設。担当はパートの女工さん？

機械は作業の為の道具でしかなく、動かなくなれば会社が何とかするだろう。
正直、企業のメンテナンス、もとい修理には手遅れが多いのも事実です。

西洋医学風でいえば、部品の交換や改造によって維持できるかもしれないが、
その機械や部品の供給じたいが、風前のともし火ってことも知って欲しい。

今稼働中の機械の８割いや９割は２０～４０年物。５０年以上と聞いても驚かない。
それらはすべて、作業者の愛情？に見守られ、維持されたことを忘れないで欲しい。

漢方薬は毎日飲めば効用が出ると聞くが、機械作業も毎日の仕事。

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メンテお気楽日記 １月２６日 老犬介護・続いています。

ブログ日記は長のご無沙汰になってしまいました。
相変わらず、日々、老犬介護に振り回されています。

家に帰れば、まったく安堵の時間を持つことが出来ません。
ゆっくりパソコンに向かう事ももちろん、家仕事や伝票整理もままなりません。

事務所で机に向かうことすら出来ない状態が続いています。
ワン！・ワン！なら時間の合間もあるのですが、クゥン～クゥンには気が滅入ってしまう。

自分の場合は、外仕事を口実に逃げ出す？ことも出来るのですが、家内はまる一日。
義母の介護も重なり、もの言わぬモノの介護にはそうとうのお疲れモード。

いくら早朝からの分担時間をはやってると言っても、家にいる時はやはり自分も
やらなければ、家庭崩壊・夫婦の危機。大変なんです。クゥン～。

それにも増して、腰痛再発。テレビの番組で「腰痛の根本はストレス」なんて
聞けば、思わず納得してしまう。診療所に行く時間もとれずシップ治療中。

変なモノで、外で仕事に集中しているときは、腰痛も忘れる？くらい動けるのに
犬を抱えて階段を行き来するときには、思わず悲鳴が出てしまう。

最近は介護への矛盾すら考え込んでしまう。悔いのない大往生を見届けたいのか？
命を一分でも一秒でも長らえることが感謝の気持ちなのか？

たぶん答えの出せないまま、この現状を続けることに・・ワン！ワン！お呼びです。

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メンテお気楽日記 １月１６日 メモを取る

大手工場から「コンプレッサーを世話して欲しい」の依頼。

北陸にも以前は短繊維工場が乱立？し、自分が仕事を覚えた頃、機械の下に潜れば
糸ホコリだらけになって「これも仕事」なんて言っていたのが、懐かしい？

それが急速に合繊に移行し、今ではホコリまみれの工場は珍しい。反対に短繊維の
捲き工場を世話することすら出来ない状態。ホコリの飛び込みを極端に嫌う。

そんな訳で、一時は中古コンプレッサーは行き先がない状態の時もあったのも事実。
でも今回、機料店情報を探しても、確率が極端に低い。

便利なネット検索をしても、ピンからキリまで選び様がない。
産業機としての使用なら７０～１００ℓのタンクが必要だが、けっこうなお値段。
低価格もあるが、これまた現状確認が出来なければ不安。依頼された責任もある。

知り合いの中京・関西の機料店には確認できたが、今度は運搬費が２割以上になる。
結局、北陸地区で見つけた三軒の倉庫を、工場長とドライブするハメ？となる。

各倉庫では、担当から説明を聞き写真を撮る。現状確認と価格がポイント。

ここで気になったのは、工場長のノート。細かい字がハンパないビッシリと！
これまでも写真はバシバシ撮っていく業者はいたが、説明はウンウンが殆んど。

説明に集中することも大切だが、工場長には社長報告の仕事もある。
度忘れってことも無いだろうが、メモにはそれ以上の価値？があるのも確か。

自分の「お仕事メモ」もそうだが、書き留めることによって再確認はもちろん
書くことによって記憶を自分のモノにすることが出来る。読み返すことも大切。

そう思えば、メモノートを持っている若手？には、やる気・意欲を感じる人間が多い。

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メンテお気楽日記 １月１４日 オムツを拒否

アース（犬）の介護生活に入って、もう三か月が過ぎた。

相変わらず、体のほうはガタガタだが、気力だけは有る様です（これが大変！）
足腰は支えなければ立つことも出来ず、目は白内障が進み、耳も聞こえない様だ。

１７年近くの経験と蝕寛だけでの生活だが、時間の感覚がなくなってしまうと
もう、ワガママではないと思うが、こっちの生活が振り回されている。

オシッコがしたくなればワンワン、腹が減ればワンワン、水が欲しければワンワン、
ガマンできない様になればワォ～ン。意味がわからないのがワン・ワン・ワン・・・

それこそ、ゆっくり寝ることも出来ず、食事時間も仕事時間もお構いなし。
小便をちびっていれば、濡れた体を抱えて外まで連れ出し、ウンコがあれば
トイレットペーパーで拾う。もう臭いとか汚いなんて言ってられない。

さすがに睡眠不足はもう限界で、家族の会話もケンカ腰？
皆が自分が一番大変な世話をしていると思ってしまうから、ついグチも出る。

せめて夜だけはガマンしてもらおうと、犬用オムツを買ってきたが
一回や二回で、すなおに当ててくれる筈もない。夜中中の鳴き声に
人間様の方が先に音を上げてしまって元の木阿弥。

人間様なら会話も出来るが、動物介護の厳しさに身も心もヘトヘトの状態。
もし、こいつが亡くなれば・・・なんて人間のエゴは身勝手で自分が怖くなってしまう。


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メンテお気楽日記 １月９日 教えることは惜しまず。

自分の歳も忘れて「若い工場長が増えたナー。」なんて感心している。
歳を聞けば３５～４０歳。そりゃそうだろ２４・５から働いていても１０年選手だョネ。

自分が教えてもらった工場長は、すでに定年もとっくに過ぎ、ご隠居か御だ仏様？
それなのに、工場長ってのは年配者って感覚が体に染み込んでいる。思い込み？

最初の頃は、ネットでの問い合わせだから、若いのが当然とも思っていたが、
ある日、周りを見渡せば地元工場もけっこう若いのとのお仕事も増えている。


工場で若い技術担当がいれば、なんやかやとメンテ方法を教えたり、
「自分でやって見な」なんて応援もしてきた。だって聞いて来れば自分だって楽しい。

説明して「なる程！」って顔をされれば、メンテ冥利ってもんだ。


これまでは、どちらかと言うと自分より年輩の工場での仕事が大半だった。
だから、６０にもなっても「あんちゃん！」って呼ばれても不和感もない。

直せば当たり前、直らなければ未熟者。その為には只々努力するしかなかった。
現場では聞くことも出来ず、経験とモノマネ。今だに電気配線は絵を描いている。

いつの間にか経験だけが積み重なったが、この何でもないことを目を丸くして
聞いてくれるならば、出し惜しみする理由なんて、どこにも無い。

知っていることは教える。でもこの歳になっても知らない事・解らない事の多いのも事実。
知恵や知識の伝承なんて、おこがましい。教える事は新しい発見のタネかもしれない。

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