三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 7月30日 雨降って地・・・・

2013-07-31 | メンテナンスお気楽日記
「大丈夫か?何ともなかったのか?」お客さんや仲間からの電話。

実は、先日は北陸の大雨で小松市の梯川流域に避難指示が発令。
全国ニュースでも近くの避難所の様子が放映されていた。

でも、本人は午後から福井・越前海岸方面への出張仕事。帰路4時ごろ九頭竜川河口の
橋を通ったが変化なし。雨の量も少なく何の問題もなくそのまま家まで走れた。

5時過ぎに帰宅した際には、市内の低地箇所は冠水のため通行止めが出ていると
聞いたが、帰宅コースには一か所も無かったので、そのままいつもの生活。

6時過ぎだったか、町内放送で「梯川が決壊水域を超えたので、市防災課より
避難指示が発令されました。ただちに避難箇所に移動してください」

でも、平地の気楽さ?水がついても激流ってことも考えられないので、
もしもの場合でも二階にいれば命まで、わざわざ避難所までも・・なんて

雨はとっくに止んでいるので、何の変化もなく?8時ごろにはテレビを見ながら
晩酌タイム。洪水のことも気にすることなく、そのまま就寝。

ところが、本日のお仕事。あいさつは「何ともなかったか?」から始まる。
旅先のお客さんの電話でも「大変でしたネー」と心配の気づかい。

ありがたいものだ、北陸で何かが起こったニュースが流れれば、自分の事を
気にかけていただけるだけでも、感謝しなければ・・・

雨降って、気持ち伝わるご挨拶。か。

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メンテお気楽日記 7月24日 紙管もいろいろ

2013-07-23 | メンテナンスお気楽日記
              写真はプラスチック糸管です。PP管と言い再利用に適しています。

先日は失礼しました。支払い日であることもあり、ついボヤキばかりが先行
言わなくてもイイことまで、ブログにまでぶつけてしまった。

で、本日は冷静さを取り戻して、お仕事・糸編の記事を書きます。

ワインダー作業の消耗品は、糸を巻き上げるための紙管が必要となります。
メンテナンスをしていても、小ロットのお世話を頼まれることもたびたび。

でも、ここでも以前は14円程度だった品が、輸入品ならば7円でも手に入る。
工場とすれば加工賃が厳しい中、消耗品代を下げたいのが当然の選択。
だから、国内生産していた加工工場が極端に減った。備品商店も廃業。

そんななか「高温セットに対応できる紙管を世話して欲しい、でも植毛加工は
後の事故につながるので、サラ加工の紙管を探して欲しい」撚糸屋さんからの依頼。

これが難しい。海外生産品は当然?売れ筋商品ばかり、特殊用途の製品は作らない。
無理に?国産工場にたのめば、単価が客要望とかけ離れてしまう。

やはり、輸入品から探さなければならない。まず中国製は紙自体の問題があるので避けたい
韓国産は厚手製品は聞いたことがない。台湾製は紙質は良いが表面加工品しかない。
価格の安い?台湾製を行程変更して欲しいが、それなりのロットと時間が必要。

いろいろ相談しているうちに機屋さんからオモシロイ話が聞けた。

「セット紙管は潰れた方が、糸が安定している。撚り止めの内外層の差が生地のヒケ事故
につながる。確かに潰れれば糸ロスはでるが、潰れなければ伸びきったまま製品になる」

ここでも、撚糸業界と織物業界の不和音・すれ違いを感じざるをえない。
撚糸加工屋さんは、少しでもロスの出ない良い糸を提供するための努力をしているのだが
たぶん?それは中に入る商社営業の目でしか無いのかもしれない。

追伸/紙管の潰れ方にもイロイロあって、現場の意見とは奥が深~くておもしろいョ


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メンテお気楽日記 7月22日 ものづくりのデフレとインフレ

2013-07-22 | メンテナンスお気楽日記
国民の選挙結果も出た様で、朝からテレビは結果報告一色。
やはり「景気回復」が大多数の国民・県民・庶民の願いと感じた。

「景気回復」とは、庶民のサイフにお金が残っているということ。
自転車操業状態から脱脚し、安心しての支払日を迎えたい?。

長~いデフレ景気でモノの値段は確実に下がった。ジーンズ一本1000円以下。
でも、基本的には材料費は変わっていない。変わったのは加工費と販売費。

工場は1000円で作り2000円で売る。販売店は2000円で買い3800円で売る。
ところが、工場は1500円の製作費を要求され、販売店は2000円でも売れない。
当然、手間賃が半分になり、同じ仕事をしていても儲けは半分しか入ってこない。

商店街では一日の客数は見えている。儲けが以前の半分になれば生活費もままならない。
で、シャッター通りになった。かろうじて?生き残れるのは大型量販店とチェーン店のみ。

工場でも同じ理由で廃業が続いた。でも困ったのは大型工場では対応できない。
技術もなければ、職人もいない。ものづくりは「技」があっての仕事だから。

商社は海外生産や年金工場の価格を楯に、まだ合理化を要求してくる。
何かのコマーシャル「そりゃ、言いたい事いっぱいありますョ!」ってのが本音。


話が長くなるそうなので・・・要は「儲け」を確保できなければ生活は安定しない。
その為には、モノの価格をそれなり?にしなければ、流通経済は廻らない。
大量販売・低価格に右にならえは、もう必要ない。モノの価値を今一度見直すべき。

ところが、インフレになりモノの価格が上がったとしても、まず儲けを確保できるのは
商人で、汗を流している庶民までの道程は遠い(それがアベノミクス?)

政治が国民一人一人を幸せにするなんて考えない方がイイ。ただ未来を模索するだけ。
その為には、個人個人の生活の確保が必至。生活があっての政治で、政治への不満はお門違い。

また話が支離滅裂になって来たので、今日はこれでオシマイ!「そりゃ言いたい事・・・」なんてネ。


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メンテお気楽日記 7月19日 やっかいな注文

2013-07-19 | メンテナンスお気楽日記
                   試験試作機。これからが大変だった。

産廃商社から呼び出しが来た。
年初めに納品した、フィルムはく離装置(ワインダー?)を関西工場にも作って欲しいの事。

たまたま相談に乗ったため、断ることもできず、それこそ織機職人のご隠居さままで
引っぱり出しての試行錯誤。それも運良く、解体機械の情報があったりして、部品代
だけでも100万とも200万とも言われた機械を50万以下で納めたのが
そもそもの間違い?

それこそチャンスに恵まれた機械の製作で、ご隠居さまも商売ぬきの四方奔走。
ものづくりの楽しさを実感しながら作った、一度限りのオリジナル機械。

それを今更2号機なんて言われても、まず部品が集まらない。主要部品はすべて
廃棄機械からの流用組み付け、そんなモノ右から左に出てくる訳もない。

もっとやっかいなのは、前回は1m幅対応だったのが、今回の希望は1、8m幅。
そもそも端材処理で1800幅はオカシイんじゃない?不良品処理機か?

ラミネートフィルムは2種類のフィルムを張り合わせた資材。
端材を処理活用するためには、まず分割分別しなければならない。その為の機械製作。
分別した素材は破砕機にかけ、プレス梱包してどこかに?売られていく。

前回もまともな?1mコアは300kgの重さ。1,8mコアなら500㌔オーバー
生半可な機械設計では出来ないことは解るが、大きさ故に試作試験もままならない。

方眼紙に絵を描きながら、ああでもないこうでもないと試行錯誤。
アイデアは色々でるが、本筋が決められない。誰かがポンと背中押してくれなければ。

何だかんだと言いながら、無理だ無理だと思いながら。
絵を描いている自分がいる。何なんだろうか・・・・・・・


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メンテお気楽日記 7月12日 「ありがとう」って?

2013-07-12 | メンテナンスお気楽日記
今日はまず質問から。
あなたは最近、誰かに「アリガトウ!」って言いましたか?又言われたことは?

スーパーやコンビニでの買い物。レジのお姐さんが「いらっしやいませ!」
丁寧なおじぎをして迎えてくれる。おつりをもらう際には「まず、大きい方から・・」
一枚・二枚と目の前で数え、小銭は手を添えて渡してくれる。

でも、おっさんとしては、どうしても違和感というか、マニュアル臭さがプンプンとして、
素直に「ありがとネ。」って言葉が出てこない。

当然として売り手の方は「売り上げ」が上がる訳だから、感謝の気持ち??
買い手のほうも、欲しかった品が手に入った訳だから、それなりの?喜びもある。

ところが「お金を頂ければすべて神様」的接客が、世の中はびこっている様に感じる。
怖いのは、それが当たり前の様に感じてしまう「無関係の関係」「一見さん商い」

メンテナンス商いの場合は、工料を払う立場のお客さんから「ありがとネ、また頼むネ」
って言葉を聞くことが多い。それがまた自分にはお金を貰う以上に?うれしい。

商いとは「ふれあい」だと思う。品物とお金、人と人。お互いが幸せ気分で満足しなければ
ならない。だから、お金を払っても「ありがとう」って言葉も出てくるのだろう。

大型量販店では、すでに無人清算機。商品陳列もない倉庫型店舗ってのもあるらしい。
そのうち、コンビニのレジには、アニメの美少女キャラのアンドロイドが
「いらっしゃいませ~」「ありがとうございました。キャ!」ってのも有りかも??

ロボットとは言い過ぎかもしれないが、客を思いやる気持ちが感じられない。

「おや、元気がないネー、どうした?いいドリンクがあるから飲んでいくかい。」
商店街の無遠慮なおばちゃんの一言だって、つい「ありがとう」って返す。

「ありがとう」ってのは、お金には換算できない「思いやり」に返す言葉。
だからこそ、人間関係にとって、一番大切な言葉だと思う。

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