三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 2月15日 「工夫」とは・・

2016-02-15 | メンテナンスお気楽日記
                  先人の「工夫」を知っているのと知らないのでは、大違い。

「工夫」とは、生き残るため知恵。立山の雷鳥は冬場羽の色を変え、奈良の鹿は人間と共存している等々。
その「工夫」を得意とする、最たるものが「人間」であったと思う。正に歴史と言って過言ではない。

もちろん「ものづくり」に限らず、生活・恋愛?・金融。考えて考えて工夫して、選択してきたのが歴史。
でも、やはりここでは「ものづくり」に固着したい。ものづくりによって歴史は変わって来たと思う。

戦後の日本。破壊され何~にも無い街で、鉄カブトで鍋を作り、缶詰のブリキでおもちゃを作った?。
必要に駆られての「知恵」ではあったと思うが、そのエネルギーには目を見張るものがある。

約5~60年間、何をどうする為に、どうすればイイのか?「知恵と技術」で日本の発展は続いた。
そんな事が、町工場においても、宇宙開発の部品までもが製造できる信頼性まで獲得した。


ところが、何(十)年か前、ものづくりは変な方向へ舵を切った。「大量生産、安価生産」です。
共産国の国営企業と変わらない。モノを作れば売れる。同じモノをドンドン生産する。

そこには、工夫と言うか、考える事、顧客を想う余裕さえ拒絶された。
「安く生産するためには・・」それは、結局、自分の首を絞めることでしかなかった。


ものづくりは、他人を想うことから始まる。何をどうすれば喜んでもらえるか?
何をどうする為に、どうすればイイのか?それが「工夫」であり「挑戦」でもある。

まだまだ、足カセを引きずっている工場も多い。そんな中「高齢産業」の荷は重い。
だからこそ、今、若いアイデア・若い感性・若い情熱が必要とされるが、環境は厳しい。

「工夫」する喜び、楽しみを、どう伝承していけばいいのだろうか?
技術の基礎である「知識と知恵」それらが伝承されないとすると「技術の後戻り」になってしまう。

あ~ぁ、又おやじのゴタクを並べてしまった。心配しても、世の中はそれなりに動いていく。
お母さんから「生活費の残る工夫もしたら」「・・・・」

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