三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 9月30日 情報不足

2009-09-30 | メンテナンスお気楽日記
9月度は仕事が少なかった。
機料店からの依頼がほとんど無かった。

だから同業者と話をする機会も少ない、
もう1.2カ月会っていない仲間もいる。

市場情報は同業者が一番早いし確実だ。
自分が行っていない工場や地域の話も出てくる。

撚糸屋のおやじや工場長は、外の動きが分からないから、
よく話かけて来るが、話題が少ないと、同じ話を何回もしてしまう。
前に言ったっけ?

同業者仲間と話たい、
しかし仕事を抜きにして飲みに誘う馬力もない。

メンテお気楽日記 9月29日 安ス~!いや安すぎる

2009-09-30 | メンテナンスお気楽日記
ジャスコの2階へ行く、
衣料品売り場にスーツ7700円ジーンズ880円
ジャケット980円が大量に並んでいる。

ものづくりにかかわっている人間としては、生産原価を考えてしまう。

物価には相場というものがあるはず、
ラーメン1杯600円の時代1000円で衣料品が買えてしまう、
それも販売マージン込のユーザー価格

以前、ユニクロの仕事をしようか迷っている工場主がいたが、
「ものづくり」の現場は大変な事になっている。

知り合いの販売員と話す、
当然客単価も低いので、以前の売り上げ目標には、
数で勝負しなければならないが、店に来てくれるお客様にも限りがある。

 大変ダ~

メンテお気楽日記 9月29日 勝ち組み?も辛い

2009-09-30 | メンテナンスお気楽日記
静電気事故である。
糸の電圧が1万ボルトちかくある。糸筋が分離して製品にならない。

工場内の撚台20台中17~18台が稼働、工員たちも忙しそうに動いている。
  
事故処理指示のため社長にあう、

そのとき「この時節、工場内がフル稼働なんて羨ましい」と言ったら、
「仕事の確保のため自分の給料は持ち出しになる」と言う。

何のための仕事?
工場維持、従業員確保のため必至の受注

メンテお気楽日記 9月28日 ブランド

2009-09-29 | メンテナンスお気楽日記
アパレルや販売は「ブランド」があって羨ましい、
素材の委託加工ではどんなものが売れるのか考える余地もないと言う。
ちょっと見当違いの悩みを聞いた。

素材としての野菜や魚・木材にも「ブランド」がある。

(ブランド=商標)、商標には品質保証の継続いう責任がついてくる、
品質管理の厳しいチェック得て、時間をかけ、初めて顧客に信頼される。

デザインや名前だけで売れているわけでは無い。
顧客が選ぶ「品質」がブランドである。

撚糸の場合は、自社の糸を織屋や商社が、
売ってくれ作ってくれという品をつくれば良いわけで、

売れる糸を探す必要はない。

メンテお気楽日記 9月26日 いいものは高い

2009-09-27 | メンテナンスお気楽日記
誰と話をしても、働いても利益が出ない、加工賃が安すぎると言う。

ものをつくれば売れる時代はとっくに終わり、
今は品質に力を入れるのがあたりまえ

それに増して「いいものを安く」ときている。
いいものを低価格でつくるための絶対条件は大量ロット注文。

多品種少ロットの注文でなにをほざくか、商社の兄ちゃん
安全なファミリーカー価格でカスタムカーを注文する様なものだョ

製品価格は生産コストがあってナンボのもの。
その生産で飯を食べている人間が何人もいる事を忘れちゃ困る。

安く売るならサルでも出来る。

しかし、生産者は時間をかけ手間をかけ 
低価格で仕事を確保しているのが現状だ。