三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 2月6日 ブランドは「こだわり」と「ひと手間」

2016-02-06 | メンテナンスお気楽日記
                    カニの写真はありませんでした。カンパチも美味しい魚です。

「ものづくり」に携わっていれば、ブランド販売力の魅力には、捨てがたいものがある。

しかし、地域環境の違いこそあれ、日本全国(世界)同じ様なモノが作られ、育成・捕獲されている。
何が、どう違うのか? 畑の野菜は野菜であり、海の魚も、どこででも捕獲されている。

例えば、ズワイカニ。福井で水揚げされれば「越前ガニ」金沢漁港ならば「加能ガニ」他にも色んな
漁港で捕獲水揚げされている。海の中、カニにとっては県境いなんて無いと思うのだが?

バカなことを言っているのは解っている。ここでの「ブランド」は漁港の「こだわり」と「ひと手間」
「選別」されたあかしがブランドとなる。恥ずかしくない品、自信をもって勧められる品質が選ばれる

その為の方法として、漁の仕方や運搬の方法、魚の「ストレス」にさえ気を遣っているとも聞いた。
もちろん、加工技術や調理にも「こだわり」があるだろうが、その「ひと手間」がブランドを維持する。

ブランドネームさえ付けば、高値で取引される?そんな単純なモノでは絶対ない。

少しでも高く買ってもらうための「努力」。そこには「顧客のニーズ」と「生産者のこだわりと自信」
顧客ニーズを満足させるために、何を、どうすれば、どう違ってくるのか?自分に出来る「こだわり」

それも、認めてもらって、受け入れられ、始めて名前を覚えてもらえる。それが「ブランド」だと思う。


日本のエライ人?は「輸出を増やし、観光客が増えれば、国民が豊かになる」と言います。

それは、品質にこだわった「日本製品」に魅力があるだけで、現状の格安生産・量産生産の工場では
「世界の工場」となるのは厳しいと思う。「こだわる」ための「余裕」が感じられない。

やはり「こだわり」「ひと手間」ってのは、使う人を想っての作業工程であり、工賃には換算しにくい。
それを、高く売るがためのブランド競争にすれば、生産現場の苦悩はより厳しくなるのは目に見えている。

どだい、すべての製品がブランド化するハズもなく、9割以上が「当たり前」の製品として作られている。
ブランドの「こだわり」と「ひと手間」は、顧客を想う「余裕」があってこそ出来る仕事かも知れない。

工賃アップが先か?仕事確保が先か? 誰も答えを出してくれない。

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