三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 10月19日 専用ワインダー 其の2

2015-10-19 | メンテナンスお気楽日記
見つけました。3インチ片鍔ボビンのミシン糸専用ワインダーです。

「中古機械情報」は、販売店に展示されている訳でもないし、ネット検索してもマズ出てこない。
すべて、販売店の営業やメンテ職人の「頭の中」にインプット?されている。

だから、こちらからアプローチしなければ、その情報を得ることは出来ない。その情報も極めて範囲が
狭く、個人情報範囲で、各販売店での共有情報ってモノもない。

だから、機械探しの依頼があれば、その業種・加工業に詳しい販売店や職人に接触するしかない。

単に繊維加工業と言っても、糸作りの撚糸・ダブル・カバーリング・合撚と様々な工場があり、
生地加工にも、織と編み。丸編み機械と横編み機械でも、得意販売店は違ってくる。
そうなれば、各作業の得意先に出入りしている販売店、職人に頼って情報を得なければならない。


幸い、自店のワインダー機は各業種においても使われているので、色んな専門販売店とのつながりがある。
以前は、糸加工工場が主だったが、近年、生地加工工場の社内設備?のため新たな取引先も増えました。

特に、染工所は色々な糸種を色染めするのが仕事です。その為、染色準備のためのソフトワインダーと
客先に納める仕上げワインダーの2種が必要となります。だから自店にとっても大切な取引先です。

ところが、取引先の経費節減の波?はここにまで影響してきます。仕上げ巻きで納品すれば良かった糸が
分割や製品巻きのお世話まで依頼されます。経費節減と言うより、委託加工所の廃業が正直なところかも?

いくらワインダー機を多く使用している企業でも、自社設備でフル稼働があたりまえの状態。
客先の要望に答えるには、新たな加工所のお世話や自社での製品仕上げが必要となります。

ところがこれが生半可じゃない。いくら安定した注文で利益を見込めても、人がいない。機械がない。
まだ、人は加工賃さえ確保できれば色気を示すが、肝心の機械が製造されていない。

この場合、大半は「専用ワインダー」で、専門作業の薄さゆえに、廃業と同時に処分されている。
それを「今さら・・」って気にもなるが、需要が発生すれば、やはり必要な機械。で、探しました。


今回の情報は12錘と6錘機。再整備できるとしたら12錘機としてのお世話が手一杯。
ところが(ところが・・が多い)客先の希望は6錘でイイと言う。なかなか思い通りにいかないのが、お世話。



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