秋晴れで気持ち良い日差し
ミニモスラが食べていた葉は1日で紅葉した
たった1日で黄色に変わるんだ…と
自然の変化に驚くばかり
他の葉も全て黄色に枯れたようだ
そして食べ物が尽きたミニモスラは
どこかに旅に出たようだ
いつもの葉の裏にも居ない
他の葉を観察したが居ない
下にも落ちていない
今度こそサナギになるための安定した場所を探して
旅出ったのだろう
こちらからは見えづらいエアコンの室外機の端にでも
サナギを作っているのかもしれない
朝顔は無事に幾つかの種を実らせることが出来た
この世界に
実りの秋を祝う祭りが何故起こったのか
今の僕にはその気持ちがとてもよく理解出来る
ミニモスラはこのベランダの何処かで越冬し
きっと来春、羽化してくれるだろう
今年1株だった朝顔は種を実らせ
来年は10株以上に増えるだろう
来年はそれで朝顔のグリーンカーテンを作ろうか
そこに羽化したミニモスラがまた卵を産んだら良い
窓から入ってくる気持ちよい秋風に吹かれながら
今、心がとても潤っている
慣れてないから少し恥ずかしいが
嬉しい涙が出そうになっている
植物や虫、自然の気と波長を合わせて生きる事から
想像を遥かに越えるプレゼントを貰ったのだと覚った