時間の経過する感覚からなるべく離れたくて
運転しながら目を細めた
更に精神が恐れの感覚から遠ざかり
解放される方へと意識を向けた
いや、意識を向けたというよりはむしろ
意識をぼんやりさせたと言う方が言い得ているかもしれない
前を走る車のクローム部分に反射する強い太陽光だけが
幾つも幾つも瞬いて見え出した
最近僕の意識に近づいてきたアセンションというキーワードを反芻しながら
今日の本番で何が出来るか
その答えを瞑想の中で追ったが
今日は掴まえることが出来なかった
このキーワードの本質を掴まえるには
言葉を駆使し尽くして説明し
最後にそれら全てが砕け散った粒子が霧散した先に
ほんの瞬間その姿の一端を垣間見せるかもしれない
この目に映る物全てを
実体の無いものだとすることは
その先の開けた世界へ一歩踏み出すか
もしくは自分の存在理由を見失うか
ギリギリの淵を歩くことのように感じた
。。。
会場入り
ヨハンは僕がアコギ用にアレンジした木綿のハンカチーフが気に入ったそうで
今日も弾いている天然児
スイスイ (まだすっぴん)
こういう言い方も変だろうが
僕はこの二人と上手く関われている
他人と上手く関われるなんて
奇蹟のようなことじゃないかと
いろんな関係を壊して来て今思う自分である
。。。
本番は2台のギターの息がだいぶ合って来たようで
歌も伸び伸び乗っかっているように感じた
まだまだ煮詰めて行けそうだ
自然体でこの関係性を育てられたら良いと思う
こうして本番の数時間前から始まっていた僕流の本番時間は
演奏の終了とともに無事終了
さっとお暇させて頂いた
ここからは10・10のいわきのソロライブに照準を合わせて行きます
ボクサーの減量のように
修行僧のように
精神の贅肉を絞り込んでくのだ