本能から生まれ出る情動を
野放しにすればするほど
僕の深い部分は活性化する
それは、危険きわまりなく
野蛮で生き生きとして
一見、軽はずみなようで
だけどそれによって僕は
本質を嗅ぎ分ける嗅覚を育てているのではないかと思う
それは音楽だけに限らない
全ての「欲望」に通じている
情動という第一走者のすぐ後ろにピッタリと
知性という第二走者を追走させる
情動という野蛮な獣は、ときに自らの生命力に身を焼き焦がす
そして傍で、美しく穏やかな微笑をたたえて佇んでいる知性に
いつのまにか恋をする
(でも彼は、知性には決して飼い馴らされない)
知性こそは魔性なのだ
その魔性のもたらす美しい吸引力から
情動という獣が逃れられなくなった時
二つは熱を帯び、絡まり合いながら
妖しい一つの快楽へと窯変し
その保たれた均衡は
至って常識的な顔をした「社会性」までも持つことになる
絡まり合うこの二者の間で
綱渡りを続けずにはいられない「欲望」を
僕は「理性」と呼びたい
野放しにすればするほど
僕の深い部分は活性化する
それは、危険きわまりなく
野蛮で生き生きとして
一見、軽はずみなようで
だけどそれによって僕は
本質を嗅ぎ分ける嗅覚を育てているのではないかと思う
それは音楽だけに限らない
全ての「欲望」に通じている
情動という第一走者のすぐ後ろにピッタリと
知性という第二走者を追走させる
情動という野蛮な獣は、ときに自らの生命力に身を焼き焦がす
そして傍で、美しく穏やかな微笑をたたえて佇んでいる知性に
いつのまにか恋をする
(でも彼は、知性には決して飼い馴らされない)
知性こそは魔性なのだ
その魔性のもたらす美しい吸引力から
情動という獣が逃れられなくなった時
二つは熱を帯び、絡まり合いながら
妖しい一つの快楽へと窯変し
その保たれた均衡は
至って常識的な顔をした「社会性」までも持つことになる
絡まり合うこの二者の間で
綱渡りを続けずにはいられない「欲望」を
僕は「理性」と呼びたい