佐渡の翼

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ホテルさどやの対応    投稿者:佐ガット覆面調査員

2008年10月01日 06時54分32秒 | 佐渡のお宿評価
初秋のとある日に、佐渡相川の下戸(おりと)にある、「ホテルさどや」に宿泊してみた。予約時に、「夕食にコース料理はございますか?」と尋ねたところ、電話で応対した男性従業員氏は「ございます」とのお返事。「一番高いコース料理のお値段は?」との問いに、この従業員氏は「1万五千円です」とお答えになった。ちょぼや並みのお値段ではないか。一体どんな料理内容なのか?興味津々でさっそくこの1万五千円コースを予約した。

宿泊の1週間前に、電話で念のために、「お料理は一品一品順番に出す会席方式で」とお願いしたら快く引き受けてくれた。応対してくれたのは予約時と同じ男性従業員氏であった。ところが、翌日、女将さんらしき人から電話がかかってきて、「当ホテルでは会席方式でのお料理の提供はいたしておりません」と話し、男性従業員氏の承諾を反故にしてくれと言い出したのだ。調査員が「温かいお料理は温かいままで、冷たいものは冷たいままで美味しく食べたいのですよ」と食い下がると、「あいにく当日は混みあっておりまして、お客様一人のためにそのような手間隙をかける余裕はございませんので、他のお客様の食べるペースに合わせて頂きたいのですが」と予想どおりの答えを返してきた。なおも当方が「そういたしますと、お宅様では、1万五千円も取りながら、客に、冷えた天麩羅、冷たい焼き魚、冷たい煮魚を食べさせても平気でいられると、こういう事でしょうか」と皮肉たっぷりに詰め寄ったところ、「いえいえ、決してそういう訳ではございませんが、お客様が、あくまでも会席方式のお料理の出し方を希望されるのでしたら、当ホテルは降ろさせて頂きます」とあっさりと白旗を掲げてしまった。お料理の一挙出し、どかどか出しに慣れきった宿泊施設と言うものは、会席方式でのお料理提供の依頼を受けると、「花の木」さんや「ホテル吾妻」さんのような柔軟にして機敏な対応ができなくなるのであろう。

筆者は、このホテルは商魂のたくましさに欠けるのではないかなと思った。一人の優良顧客を獲得すれば、口コミで多くの客が訪れる可能性があったにも関わらず惜しいチャンスを逃したのかもしれない。


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