佐渡の翼

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海府の宿のお部屋          投稿者:メシュラン覆面調査員

2009年12月22日 06時00分35秒 | 佐渡のお宿評価
この民宿には、一階に8畳間と6畳間の二部屋、二階に8畳間が四部屋あった。僕には2階の8畳間の北端の部屋が用意されていた。部屋の窓のサッシは冬の防寒対策として二重になっていた。部屋に入るとむっとした湿気を感じたので窓を閉め切ってエアコンを作動させた。ところがいつまでたっても涼しい風が吹いてこない。リモコンの設定温度を20度まで下げたらようやく少し涼しい風が吹いてきたが、部屋が冷えるほどの威力は無かった。おかしいなあ~と思いつつ、日がとっぷり暮れた頃にエアコンを止め窓を開け放ってみた。すると海からの風の方がよっぽど涼しいではないか!翌朝、窓の外を眺めていたら、屋外に設置されたエアコンの室外機に青いシートがかぶせられ、それらが紐でしっかりとゆわえられているのに気づいた。なあ~んだ、これじゃあエアコンが作動しないわけだ。つまりこの時期、北鵜島ではエアコンを必要とするほどまだそんなに暑くはなっていないという事だったのだ。

翌朝は午前4時に目が覚めた。夜が白み始めている。鳥達も起きだしたようで、そのさえずりと波の音がかまびすしい。しかし、それらを非日常としている僕にとっては、かえって心地よく聞こえる。ぴーひょろろお~と鳴く鳥の声、うぐいすの「ホーホケキョ」、ミンミン蝉の鳴き声、そして波の音が入り混じった朝の自然のコンサートは滅多に聞けるものではない。聞けば、このお宿は昔はかなりのお金持ちの家だったらしく、先代が亡くなった後、空き部屋を改装して民宿に転用したのだそうだ。



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