ベルリン市内の夜景撮影を終えてホテルに戻ったのは午後10時頃であった。お昼の午後12時半頃にベルリン風焼き餃子を4個食べただけだったのに不思議とお腹は空いていなかった。筆者は部屋に戻らずにそのままホテルのラウンジに入り軽食を食べる事にした。ラウンジの入り口でアジア系のウエイトレスに「空いた席はあるかね?」と尋ねたら、彼女は「すみません私英語があまり出来ないので」と言い、代わりのウエイトレスを呼びに行った。そして英語が堪能な年増ウエイトレスに交代した。筆者は例の蛙と象柱にほど近い席へと案内され、いつものように恒例のジントニック二本立てを注文した。すると彼女は「We have a Gordon, Bombay and Beefeater. What would you like?」と尋ねて来た。ははあ~ん、ジンの種類を問うているのかと理解出来た筆者は、未だ飲んだ事がないゴードンジンを御願いした。たとえどんなジン好きな人でもこの3種類のジンの味を嗅ぎ分けられる人はおるまい。せいぜいが香りに差があるだけで、味や酔い加減などはどれも同じである。ジントニックには、ピーナッツ、ポップコーン、ジャイアントコーンのおつまみが付属していたが、これでは足りなかったので、筆者はベルリン名物の「カリーブルスト」(トップ画像)を注文した。カリーブルストとは、ソーセージのぶつ切りの上にケチャップソースをかけ、その上にカレー粉を乗せた代物であり、ポテトフライが付属している。画像で金箔のように写っているのがカレー粉である。さすがはアドロンホテルだ、これは滅法美味かった。ポテトフライはマクドナルドのように三角形の紙袋に入れて供された。そして筆者が紙袋から顔を出している部分を食べ終えたところで、おばさんウエイトレスは「Are you already finished?」と問うて来た。「まだ食べている最中だよ、そんなに焦らすなよ」と英語で答えてやって彼女を追い返した。two gintonicsを飲み終えたところでウイスキーの水割りが欲しくなったのでそれを注文したら、彼女は「with icecube?」と尋ねて来た。ウイスキーに氷を入れずに呑む客もいるからだ。completelyにfinishした筆者は、「check please」と言い、料金を部屋付けにはせずカードで支払った。お代は9,335円だった。
しかしだな、ベルリン名物のソーセージとジントニック二杯とウイスキーの水割り1杯を飲んだだけで1万円近くも払う観光客はいるだろうか?いるんだよ、ここに。
蛙と象柱
ジントニック二本立てとおつまみスナック
ウイスキーの水割り
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