筆者は、昨年の10月26日に全日空機で高知市を訪ねた。日帰り旅行であったが、空港でタクシーを掴まえ運転手さんに「桂浜の竜馬像のある所に寄った後、高知城まで運んで欲しい」と依頼した。そしておじさんに対し「高知って、観光名所はこの二つとはりまや橋だけだよねえ~」と同意を求めたら、おじさんは「え、まあ~そうですね。あと、はりまや橋の近くによさこい交流会館と言うのがあり、ここで時間を決めてよさこい踊りが見られますよ」と続けた。今やよさこい踊りはすっかり全国区になり、日本全国各地で「よさこい祭り」なるものが開催されている。「どうせおばちゃんのよさこい踊りが出て来るんだろう、そんなもの見てもしょうがないや」そう思いつつ季節外れの暑さとなった高知の郊外風景を、エアコンの効いた車内から気だるそうに眺めてみた。空港からは30分ほどで桂浜に着いた。坂本竜馬像のある周辺は土産物屋、食堂、闘犬場などが並ぶ観光スポットになっており、有料駐車場に車を停めてから浜の方へ向かう仕組みになっていた。
坂本竜馬像は太平洋を見下ろす高台に「いかんぜよ~」と叫ぶかのように建っていた。青銅製のstatueだからニューヨークの自由の女神像と同じである。そして高知では何でもかんでも竜馬の名を付けたがる。空港名が「高知りょーま空港」だし、ローマの休日にひっかけて「りょーまの休日」だったりする。とにかく「りょーま」尽くしなのだ。この桂浜には佐渡の外海府海岸のような荒々しさはなく、穏やかな白砂青松が続くのどかな海岸線である。そして浜辺へと至る階段の降り際にアイスクリーム屋があり、そこに無言で座り続ける老婆売り子がいた。筆者にはわざわざ駐車代を払ってまで見学するほどの浜辺とは思えなかったが、日曜日とあってか大勢の観光客がいた。
タクシーで桂浜公園に到着した
ここを入る
闘犬場もある
この階段を上がる
坂本竜馬像の背後
像の周囲はちょっとした公園になっている
アイス屋もある
「心はいつも太平洋ぜ」
桂浜
なるほど龍王岩に似てるな
白浜
これが龍王岬
人工的に造ったような浜辺だ
こちらはちょっと荒い海岸
記念撮影をする観光客
ここにもアイス売り場があった
一人ポツネンと
座っていた老婆売り子
観光客で一杯
斜めから見た竜馬像
帰りの階段、「りょーまの休日」
はりまや橋周辺で見かけたコンサート
田舎街のコンサートですからこんなもんですよ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます