佐渡の翼

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i8を羽田空港国内線第四駐車場に停めた    投稿者:佐渡の翼

2017年01月04日 08時34分51秒 | 国内旅行記

数年前まで羽田空港には第一ターミナルビルしかなく、そこにANAとJALが同居していたが、第二ターミナルの新設が決定するとANAは第二ターミナルへ移動した。新ターミナル建設の際に、設備等に関し自社の意向を反映させるためで、ANAの経営上の攻めの姿勢を示す引っ越しであった。第一ターミナルに置いてきぼりにされたJALは、ANAが使用していた施設の改修などに時間を取られたため、改装後の第一ターミナルの本格始動までかなりの時間を要する結果となった。第二ターミナル新設の際には、第二ターミナルに併設する形で駐車場が二か所増設された。これが第三と第四の駐車場である。そしてこの時、第四駐車場の1階に、予約車専用の駐車場が設置され、通常の一般駐車場に加え、シャッター付きの個室駐車場も設置された。設置当初はこの個室駐車場の存在はあまり知られておらず、ガラガラであった。だが、その後羽田空港を利用する自動車愛好家らから「一般車室に比べ車室が広く、シャッター付きでプライバシーが守れ、更に雨や排気ガスの汚れから車を守り、かつ傷つけられる心配がない」との利点が評価された上、駐車料金の値下げも手伝い、黄金週間、盆暮れ、連休時などは、予約開始後10秒で予約枠が埋まるほどの人気を博するようになった。個室駐車場は一般駐車場の二倍の料金を取られるが、それでも三日間停めても11,000円と格安である。駐車場の予約はネットからに限られており、30日前の午前0時から予約出来るシステムになっている。詳しくはこちらのサイトをご覧頂きたい。

2015年12月31日、筆者は午前7時50分に自宅駐車場を出発し、首都高横羽線を羽田空港に向けて車を走らせた。大晦日の午前中である、首都高は驚くほど空いていて、わずか35分で国際線ターミナル出発口に到着した。ここから国内線の第二ターミナルへは、地下トンネルを潜り抜けB滑走路の真下を通る感じで進んで行く。やがて、第二ターミナル二階の出発口を左に見ながら進み、道は右へとカーブする。この出発口には、タクシーや見送り用の自家用車などが停車しており、車から出てきた運転手さんらが、颯爽と走るi8のかっこ良さを惚れ惚れしながら見とれていた。右へカーブした後は第四駐車場の回りをぐるりと周回しながら進み、予約車優先レーンの表示に従って進む。すると、1階の入庫ゲート前に案内係のおじさんが待ち構えていた。おじさんは無線でi8のナンバーを管理室の担当者に告げた。そして「どうぞ」と言いながら車の前進を許可してくれた。駐車券を受け取ると、案内係は個室車庫のC-102へ入庫するよう指示してくれた。隣のC-103にはどこかのご夫婦が車を停めたところであった。車庫と車庫の間の空間が少し狭い感じで駐車しにくい感は拭えないが、車庫そのものは4mほどの幅があり、充分な広さがあった。自宅車庫出発から駐車場到着まで約45分を要しただけだったので、電車の所要時間である90分に比べれば雲泥の差であった。駐車し終わると、係りの女性が近づいて来て、「暗証番号を二回入力した後にシャッターを降ろすボタンを、シャッターの降下が完了するまで押し続けるように」と指示してくれた。すると、隣のご夫婦が「かっこいい車ですねえ~」と言いながら物珍しそうにi8を眺めに来た。奥さんなどは興味津々と言った感じで、ためすがめつi8を眺めながら、「写真を撮らせて頂いてもよろしいでしょうか?」と問うて来たので、筆者は「ええ、どうぞ」と答えてあげた。御主人が「この車は4人乗りですか?」と問うて来たので、筆者は助手席のシートを前に倒して後部座席を見せてあげながら「一応4人乗りですが、後部座席に座れるのは小学生までで、大人は無理です」と答えた。奥さんは筆者のミッキーの靴下も気に入ったらしく、筆者の足元とi8が同じ画面に納まるようにスマホで撮影した後「沖縄ではどこにお泊りになるのですか?」と問い掛けて来た。筆者は「沖縄から乗り継いで宮古島へ行くんですよ」と答えた。そして、いつも女性からそう問われるのだが、「i8にお乗りになる前はどんな車にお乗りだったんですか?」の問いに対しては、「BMWの7シリーズでした」といつものように答えておいた。

車から荷物を取り出し車のドアをロックした後、係りの女性から教えられた通りに暗証番号を2度入力し、次いでシャッターを降ろすボタンを押した。シャッターが完全に閉じたのを確認後、車庫番号が記入されたメモ用紙をバッグのポケットの中に入れ、エレベーター乗り場へ向かった。個室車庫は駐車場の1階にあり、出発口はターミナルの2階にある。駐車場の4階とターミナルの3階は連絡橋で繋がれている。従って、エレベーターで一旦4階まで上がり、そこから連絡橋を渡りターミナル3階に到達したら2階に降りる。帰京時は、機内預入にしたお土産で膨らんだバッグを1階の手荷物受取所で受け取った後に、エレベーターで3階に上がり、連絡橋を渡った後に4階から1階まで降りる。一見面倒臭そうだが、慣れてしまえば行きの際は駐車場からものの3分~5分ほどでDゾーンにある南側プレミアムチェックインカウンターに到達出来る。つまり、自宅からチェックインまでDoor to doorでわずか50分程度しかかからないのだ。これが電車での移動となると、二回の乗り換えに加え、重い荷物を抱えながらのエスカレーターの上り下りを余儀なくされ、Door to doorで2時間近くもかかるのだから、最早天国と地獄の差と言えよう。

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C-102車庫

個室駐車場はA-Eまである

事前清算機

エレベーターで4階に上がる

駐車場は6階まである

ターミナル2階のDゾーン



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