佐渡の翼

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御船山楽園(佐賀県武雄市)その1    投稿者:佐渡の翼

2019年02月14日 06時00分43秒 | 国内旅行記

戦国時代、武雄では、12世紀頃に関東から移り住んだ後藤氏が猛威をふるっていた。その後、江戸時代初期に肥前国(現在の佐賀地方)の実権が龍造寺氏から鍋島氏に移行した際、後藤氏はその家臣となり、鍋島に改姓。「親類同格」の重臣として鍋島本家に仕える一方、佐賀藩武雄領の自治を行った。武雄鍋島家で最も知られるのが、第28代武雄領主の鍋島茂義(1800~1862)。鎖国時代にあって積極的に蘭学を導入し、西洋式大砲や蒸気船の製造に成功するなど、いち早く西洋の軍事・科学技術に着目し、のちに「佐賀の七賢人」と称される第10代佐賀藩主の鍋島直正(1814~1871)に多大な影響を与えた人物である。

武雄領主は、現在の武雄高校の位置にあった塚崎城(武雄城)を居城とした。背後には、神功皇后が新羅からの帰りに御船をつながれたことに由来するという武雄のシンボル、標高210メートルの御船山がそびえ立つ。その御船山の断崖を借景に、茂義が約3年の歳月をかけて1845(弘化2年)に完成させたのが御船山楽園である。これは15万坪を誇る壮大な池泉回遊式庭園である。

造園にあたって茂義は、室町時代から江戸時代まで幕府の御用絵師を務めた狩野派の絵師を京都より招き、今でいう完成予想図を描かせた。自ら狩野派に学び、「皆春斎」の雅号で多くの作品を残している茂義のこと、思い描いていた庭園のイメージを事細かに伝えたに違いない。
以上は、御船山楽園の公式ホームページからの引用改変文である。

筆者は、午後3時25分に武雄温泉駅前から武雄タクシーに乗り、5分ほどで御船山楽園の入り口に到着した。御船山楽園の入園料は400円で、園内には二か所の宿泊施設がある他、園内各所に蝋燭を入れた竹筒を配置して、夏と紅葉の頃に園内をライトアップする仕掛けもある。本来はツツジの公園として有名だったが、春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色など、四季折々に楽しめる庭園である。

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入口が見える

楽園の入り口

石楠花の群生

5月になるとここに石楠花が咲く

バレンタインデーの義理チョコならばこれが最適。東南アジア各国(フイリピン、マレーシア、ベトナム、インドネシア)のカカオ豆で作られたチョコブランド「ナユータ」を伊勢丹が展開しており、筆者は昨年の10月にこのチョコを購入した。





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