
筆者は、今年のお正月の午後はホテルの部屋で外を眺めながら、のんびりと時間を気にせず、テレビも見ずにひたすらぼーおっとして過ごした。部屋の中には、小さな目覚まし時計が一つあるだけで、それが「時間と空間を気にせずに過ごしてもらう」と言うホテルのコンセプトを体現していた。日没まで15分となった、午後5時04分に、3階にある、ラウンジ「マロード」へ行ってみた。このラウンジは西側に向いているため、沈み行く夕陽を眺められる。だが、この日は生憎と曇り空で、太陽は雲の中に隠れていた。筆者は窓際席へと案内され、まずはジントニックを御願いした。おつまみには「ミックスナッツ」と「チーズの盛り合わせ」を御願いした。この二つは筆者の普段の夜の主食であり、夜はこれだけしか食べないのでようやくいつものペースに戻った感じであった。
日没時間になると店内の照明が落とされ、各テーブルにはキャンドルが配置された。と同時に椰子の木のイルミネーションが点灯した。イルミネーションと夜の海を眺めながらのカクテルは最高の味わいであり、筆者は、ジントニックを飲み干した後は、ココナッツミルクとウオッカからなる「チチ」と言うトロピカルカクテルを注文した。かつて六本木で女の子をくどいていた頃は、これを飲ませて酔わせてホテルへ誘うのが常套手段であった。そんな懐かしいカクテルである。さすがに筆者は「チチ」程度では酔わないので、マンハッタン、ダイキュリー、モスコミュールと立て続けにアルコール度数高めのカクテルを追加注文して飲んだ。そしてカクテル5杯とおつまみ代の総額9,504円を部屋付けにしてもらい、このラウンジを後にした。
お店の入口
窓際席
ルームキー
店内の様子
午後5時04分の海の様子
ジントニック
ミックスナッツ
クラッカー
ゴーダチーズ
カマンベールチーズとレッドチェダーチーズ
店内にあった裸婦像
マンハッタン
ダイキュリー
モスコミュール
日没後の海の様子