昨年の12月31日、筆者は午前10時に羽田空港第二ターミナルに到着した。午後1時05分発の沖縄行きのANA473便に搭乗するためである。航空各社の発表では、国内線の年末の帰省のピークは列車よりも一日遅く12月31日との事で、この日のターミナルの混雑ぶりはそれこそ芋の子を洗うようであった。筆者はこの日、午前5時にファミマのおにぎり2個を食べただけだったので空腹を満たすべく、3階のレストラン街にある和食屋「門左衛門」で出し巻卵定食(920円)を食べた。このお店のこの定食はほんとに美味しいので、小腹が空いた時はいつもこれを食べる事にしている。食事後はANAのプレミアムラウンジで1時間ほど休憩した後、53番搭乗ゲートに12時05分に到着した。この日の沖縄行きの便はエコノミー、プレミアム共満席であった。そのため定刻出発を確実に行うため通常より予定を5分ほど早めての搭乗開始となった。まず12時40分に子供連れなどの乗客に対する事前改札が始まった。子連れ客がかなり多かったため、搭乗開始から5分を経過してもまだ、だらだらと子連れ客が五月雨式にゲートに駆けつけて来た。家族連れの列が途切れたところでようやくダイヤモンド会員の優先搭乗の開始かと思いきや、グラウンドスタッフはゲートを閉めた後「皆様、ただいま機内整備の段階で客席テーブルの不具合が発覚いたしました。そのため再整備が終了するまで皆様を機内へご案内する事ができません。皆様の御搭乗が完了してからの出発となりますので出発は約15分ほど遅れる見込みです、今しばらく待合ロビーにてお待ち下さい」とアナウンスした。
筆者はブロンズメンバーだが、いちいちゲートでプレミアム会員の種別(ブロンズかプラチナかダイヤかなど)を空港スタッフが区別している暇などないと踏み、ダイヤのような顔をしてダイヤ会員専用優先搭乗レーンの先頭に並んだ。こういう張ったりを、貧相な服装をして、空いている地方空港のゲートでやらかすと一発でばれるかもしれない。マイレージカードの会員番号をコンピューターに入力すれば上級会員の種別などたちどころに分かるからだ。だが、ANAはそのようなことはまずやるまいと思う。
12時55分になってようやくダイヤ会員の優先搭乗が許可された。筆者はまだもたもたと搭乗している子連れ集団の後に続き、何とか出迎えたCPさんの撮影に成功したが、このCPさんは撮影された事がほとんどないらしく「え、私ですかあ~?」と言いながら撮影に応じてくれた。機内に入ると筆者は真っ直ぐ2K席へと向かった。そして担当するCAさんである榎本さんに「ログ帳の記入と写真撮影をお願いした。榎本さんは人妻らしく、「私は被写体としては優れている訳ではありませんが」と謙遜しつつ応じてくれたので、彼女が目を瞑った瞬間を撮影しておいた。
ANA473便は、定刻より15分遅れの13時20分にpush backを開始し、16分ほどタキシングした後の13時36分に羽田空港を離陸した。どうでもいい話だが、年末の羽田・沖縄便のプレミアムクラスの片道運賃は55,090円である。
搭乗した飛行機
53番ゲート
出迎えのCPさん
プレミアムクラスの2K席に座った