![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/1a/831810258c4ab6ef7b7e3fd713eca540.jpg)
舞踏会の撮影が終了後、筆者は午後5時半頃にお部屋に入り、まずはシャワーを浴びた。だが、シャワーカーテンが無かったために飛び散った水が浴室の床一面に振り撒かれた。シャワーを浴び終えた後に床を見たらまるで床上浸水のごとく、床面に5mmほどの厚さの湯が貯まっていた。この床には排水口が無かったために水が貯留したものと判明し、慌ててありったけのバスタオルを床に敷いて水を浸み込ませた。そして充分水を浸み込ませた後に、それらを絞ってバスタブへ排水する作業を繰り返した。「何で俺は4万も払いながら、room keeperがやるべき作業をやらねばならぬのか」と言う意識は無かった。もし水が浴室外へ漏れ出し、部屋の絨毯を水浸しにするような事があれば、原状回復料としていくばくかの追加料金を支払わねばならぬ。そう思いながら恐る恐る浴室の外を見たら、セーフだった。
排水作業を完了し、服を着替えた後にエビアンを飲みながら一息付いているとチャイムが鳴り、House serviceと名乗る30代の美人女性が現れた。彼女は開口一番「Is everything satisfactory?」と尋ねて来たので、筆者は大きな声でNo!と言い、浴室洪水事件の顛末を英語で一気に捲し立てた。すると女は、バスタブの中に入りシャワーヘッドを持ちながらお湯の出具合を調節するノブを静かに回し、「ほら、ちゃんと動くじゃない、水がバスタブの外へ漏れ出たりなんかしないでしょ」とデモって見せた。そして「このシャワーヘッドはとてもSensibleなのよ」と続けた。要するに、「お前の使い方が悪いから洪水になるのだ」と暗に主張したかったのだ。筆者は「オウケイ、敏感な女と同じでSensibleなので、扱い次第で喜んだり怒ったりする訳かい」と冗談を飛ばしてやったら「うふ、面白い人ね」と彼女は英語で言い返した。筆者はこの女に「ベルリンの日没時間」を問うた。すると女は「そうね午後8時頃かしら、not exactだけど」と答えた。筆者がToday is muggy isn’t it?と言うと、Yes it’s unseasonably warm.と彼女は答えた。
次いで筆者はエアコンの効き過ぎで部屋が寒かったので、「エアコンの温度調節ダイアルが22度までしか上がらない事」を指摘した上で、room temperature をもう少しincrease出来ないのか?と問うた。すると女は「No, it’s highest」と答え、「全館共室内温度の最高設定は22度です。室内温度が22度で寒いと感じる人もいればこれでも暑いと感じる人もいる。感じ方は人様々なので、寒ければ一枚羽織ったり毛布をかけて寝ればいいし、暑ければ脱げばいいだけよ」と事もなげに続けた。部屋の温度を22度までしか上げられないなどとはおよそ日本のホテルでは考えられない事なのだが、ヨーローッパ人は一般的に暑がりらしくパリのホテルでも同様の温度設定だった。ちなみに、この部屋のroom chargeは一泊朝食付きでたったの295.85ユーロ(日本円で約41,000円)であった。
エレベーター脇にある休憩用の椅子も豪華
一旦5階でエレベーターを降り、この廊下を真っ直ぐ歩いた突き当りに
更にもう一つのエレベーターがある。これに乗り、1階分下に降りた階に筆者の宿泊する573号室がある。566号室から578号室に宿泊する客はこのエレベーターを使用する。
ダブルベッド
応接セット
一応iPadが置いてあったが筆者には不要
ミニバー
お酒各種
オーデイオ機器の下には電源プラグと
LAN cableがあった
飲料水はただ
バックパックを置いて
スーツケースは既にお部屋に届けられていた。
部屋から見たエバート通りの建物
Master how to sexと言う雑誌があった
翌朝(9月15日)撮影したエバート通り
573号室に宿泊した。布バッグの中身は朝刊(ニューヨークタイムズの国際版)。バッグ共々お土産に持ち帰れますが、筆者は荷物になるので客室に残して来た