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ニコンD810は静物しか撮らないと決めている日だけが出番となる。景色撮影でも雨風が強い日には不適である。防錆加工などはしていないようなので、潮風には弱そうだ。だから凄く上品なカメラである。このニコンD810、本体はほんと大した事はないがレンズが凄い!主張するレンズがカメラそのものである。だが携帯するには1.7kgは重過ぎる。いわんやたかだかお料理撮影にだけ持ち歩くなどは贅沢の極みであろう。撮影した写真は、ノートパソコンやタブレット端末で見る分には今時のスマホで撮影した安直写真とさほど変らないからだ。だが、清音モードにした時のシャッター音は、「グワシャ」と言う擬音が適切だが、ソニーα99やキャノン製デジイチに比べれば遥かに静かである。レンズを持った時のホールド感もいいし、撮影直後に液晶で確認した画像の解像度はすこぶる高い。プロには見向きもされない高画素カメラだが、不景気でも素人写真愛好家の間で良く売れている理由が実感出来るカメラである。お金に余裕のある人には是非手にして頂きたい不思議なカメラでもある。
さて、昨秋の11月16日、街にはジングルベルが響き渡っているがまだ暑いと言う奇妙な天候の中筆者は帝国ホテルのパークサイドダイナーを訪ねてみた。人込みと喧騒を離れてゆっくりと一人で食事をしたい時は大抵ここへ来る。だから年末や年始などには良く利用した。このレストランを頻繁に利用する訳は美味しさだけではなく、そのサービスの質の高さにある。テンポ良くお料理が運ばれて来るし、客が少しでも不満そうな顔を見せればすぐにスタッフが駆け寄って来る。それが帝国ホテル伝統のサービスなのだ。筆者は、前菜、メイン、デザートからなるオードブルランチ(4620円)を注文した。前菜は、白身魚のエスカベッシュと帆立と海老のコンソメジュレ。メインは真鯛のポアレ・白ワインソース、そしてデザートには苺のタルトを所望した。白いパンはいつものふわふわの帝国ホテル特製のやつだ。全てを綺麗に平らげた後、筆者は早くも歳末商戦に突入した銀座の街へと消えて行った。
店内の様子だが、やはり動く被写体の突然の撮影の際には無力をさらけ出す!
おしぼり
前菜の帆立と海老のコンソメジュレ
エスカベッシュ
パン
ちなみにソニーα99だとこうなる。ニコンよりも被写界深度が深いためパンフォーカスな感じに写る。ま、素人には両者の画質の違いは分かるまい
紅茶
デザート