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午後3時17分頃にホテルに戻った。フロント担当の女の子にConfirmation slipを見せて「My room is ready?」と問うと。又してもコンピューターのキーを何度も叩きながら彼女は無言を貫いた。そして午前中と同様「パスポートを見せろ」と言った、筆者は「Again trouble!?Oh my god!」と言いながらパスポートを見せた。そしてようやく「We have confirmed your reservation」と言いながらカード式のルームキーを渡してくれた。部屋番号は573号室。筆者は「一体何回パスポートを見せたら気が済むのだ、もううんざり」と英語でつぶやきながらエレベータの方へ向かおうとした。
するとロビーラウンジへ、正装した男性氏を含む地元ベルリンの社交界の人々が続々と集まり始めた。ホテルのロビーでその種の集団を見かけるのは日本では結婚式の時だけだが、ベルリンでは違った。ほどなくして彼らに寄る舞踏会が始まった。舞踏会と言っても踊り手は30代のカップルが一組いるだけで、他は中高年のおじさんおばさん集団である。だが、そこはヨーロッパだ、中高年の舞踏会と言えども華麗にしてハイソな雰囲気がロビー全体に漂っていた。バイオリン、トランペット、サキソフォン、チェロなどを演奏する管弦楽団はプロであり、舞踏会の模様を撮影するカメラマンもプロであった。
安宿に宿泊させられるツアー旅行ではこんな場面には滅多に遭遇しまい。たとえ運よく遭遇出来たにせよ、コンデジやスマホではピントの合った写真などは撮れないし、本体価格30万の高機能デジイチを持っていたとしてもそれは不可能である。何故なら、ホテル内の照度は屋外とは比較にならないほど低く、ISOは一気に6400にまで跳ね上がる。しかも激しく動く被写体である、AFの食い付きの悪いミラーレスカメラでは到底撮影できないし、ソニーα7Sでも無理!低照度環境下での手持ち高速連写撮影はEOS-1DXの独壇場であり、ベルリンのプロカメラマンでも三脚使用で舞踏会の模様を撮影していたくらいだからだ。
年齢層はちょい高目だが
右端のカップルは若そう
ピントが合った後方の人物二人(いずれもホテル従業員)にご注目。左端の男性スタッフは、アドロンホテルで経験したエレべーター監禁事件の際にお世話になった人物で、右端は明日の記事に登場する女性スタッフ
女性の背部にピントを合わせている
いかにも上流階級と言った風情
後方のホテルスタッフにピントを合わせるEOS-1DX
この目付きの鋭い左端の人物が今月下旬に掲載予定のエレベーター事件記事の影の主役
この女性が明日の記事の主役
こちらは30~40代のカップルと思われる
それなりに絵に成る
楽団の方にピントを合わせてみた
なかなか面白い構図だ
動きの俊敏な若いカップルの方にピントを合わせるEOS-1DX
舞踏会の第一部終了
次は楽団の演奏場面に移る。明日をお楽しみに