羽茂から赤泊へと向かう道を走行すると、赤泊の手前辺りで柳沢と言う集落に至る。左手に「瘡森神社 性の守り神」と書かれた看板が見える。ここを左折すると突き当りに瘡森(かさもり)神社がある。鳥居のすぐ向こうに拝殿がある小さな神社だが、境内右手にある、巨大な男根を模したオブジェに驚かされる。これを女性がさするとムクムク大きくなる(そんな訳はない)と面白いのだが、子宝祈願にご利益があるそうで、地元では「おさすり」さんとして親しまれている。この男根の右手には、男性性器を模ったようなお地蔵様もあり、思わずにやりとさせられる神社である。こうした性器信仰は佐渡の各地で見られるが、いずれも子孫繁栄を願った真面目な物ばかりである。この神社の男根オブジェには、その先端に尿道口のような割れ目を刻んである事からかなりのリアルさである。
3月15日の日記:以下は、2月12日のペガサスブログの記事に投稿されたある読者からのコメントである。これは後に削除されたが、筆者は削除される前にそのコピーを保存しておいた。
「論文で文献を引用する時は、引用元にいちいち引用許諾を得る必要がありません。なので、無断で引用してよいわけです。だから引用元が明示されていれば無断引用は違法でも何でもありません。しかし、管理人さんが行ったブログへの日報記事の丸ごとコピペは無断引用ではなく無断転載に当たり、著作権の侵害です。文言を正しく使用しないと管理人さんは、違法性を故意に隠していると受け取られかねません。よって、記事中の「無断引用」は「無断転載」と書き換えるべきかと思いますが。」
このコメントは全く正しくて反論のしようがない。ところがペガサス氏は、コメントを取捨選択して掲載するのは公平性に欠くとして、2月13日の午後9時以後は、2月12日に掲載された記事に関するコメントは全て削除すると宣言した。ゆえに削除されるいわれの無い真っ当なコメントまで削除されてしまった。ま、この人物の頑迷さは既に指摘した通りであるが、間違いの訂正を頑なに拒むその姿勢はどこかの誰かと非常に良く似ている。「無断引用」と「無断転載」の区別も付かないような人物に佐渡宣伝をされている島民はさぞかし困惑しきりであろう。言うまでも無い事なのだが、日報記事を丸ごとコピペした場合、たとえ出典を明示したとしても、最後に、引用記事の文章量よりも少ない2~3行程度の意見や感想を述べるだけの記事は引用とは言えず、著作権法に抵触する。
ちなみに、STAP細胞作製成功のニュースで一躍時の人になり、その後画像の使い回し疑惑や論文コピペ疑惑から渦中の人となった、理研の小保方氏が早稲田大学に提出した博士論文の冒頭部分は、米国立衛生研究所のサイト記事の無断引用である。
昨日、ネイチャー誌に掲載されたSTAP細胞に関する小保方論文の不正疑惑に関する理研側の記者会見をテレビで視聴した。ノーベル化学賞受賞者である野衣理事長は「未熟な者がデーターをずさんに扱って書いた論文であり、論文としての体を成しておらず、論文撤回は当然の話だ」と厳しく突き放した発言をしたが筆者も同感であった。会見では、「STAP細胞の電気泳動の写真に関し、切り貼りをして改竄した痕跡がある事」を認めていた。これに対し、小保方氏は「それをやってはいけない事だと言う認識が無かったからやった」と言い訳をしたそうだが、その言い訳が許されるのならば「犯罪を犯してはならないと言う認識が無かったから犯罪に手を染めた」と主張する犯人も免罪になる理屈だ。つまり、小保方氏は科学者としてはやってはいけない事をやってしまった事実を自ら認めたのだ。こうなれば理研の発生・再生科学総合研究センターの竹市雅俊センター長の「STAP細胞が確立されたかどうかについては、第三者の検証結果を待つしかない」と言う声明を聞くまでもなく、STAP細胞論文は捏造だと言う可能性が高まったとしか思えない。理研は、調査中である事を理由に、小保方氏を昨日の理研側の会見に同席させなかったが、これも疑惑を膨らませる要因になった。疑惑解明のためには速やかに小保方氏自身が説明責任を果たす必要があったからだ。小保方氏の精神不安定状態を理由に、会見に彼女を同席させなかった理研側の対応には問題があり、真実の隠蔽工作と受け止められてもしょうがあるまい。小保方氏も小保方氏だ(彼女は会見への同席を希望したと報じられているが)、事実の改竄行為や捏造があったのならば正直に会見場でそれらを告白し謝罪をすれば、例え理研を懲戒解雇処分になったとしても、まだ若いのだから研究者としての人生のリセットは可能であろうに。小保方氏は早大の博士論文のコピペ疑惑に対し、「あれは論文の下書きであり本論文ではない」と反論したし(本日の東京新聞は、博士論文は正本であり小保方氏はこの論文も撤回する意向を関係者に伝えたと報じた)、STAP細胞に関しても「実験をやり直し再投稿する」と主張していると報じられているが、この期に及んで悪あがきはしないのが賢明であろう。言い訳をすればするほど逆効果で火に油を注ぐ結果となる事に彼女はまだ気付いていないようだ。今日からウエブ上では小保方氏に対する一斉攻撃が始まるのではないだろうか。
福岡伸一・青山学院大教授(生物学)の以下のコメントが今回の問題の全てを言い表していると思う。
「STAP細胞の実在性に著者らがなお信念をもっているのであれば、論文を撤回するのではなく、訂正や続報で対応すべきだ。撤回すれば、故意のデータ操作や捏造(ねつぞう)などの不正があったと世界はみなすだろう。不適切と不正の切り分け。つまりどこまでが過失で、どこからが作為なのか。こうした点が明確にならないと、科学界に広がった多大な混乱と浪費は回収できない。著者や理研はきちんと説明してほしい。」
菊乃井の蛸の柔らか煮
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