8月9日は長崎に原爆が投下された日だ。広島の原爆記念日である6日は台風並みの強風と嵐が吹き荒れたが、今日は朝から穏やかに晴れ、暑い一日になりそうである。正味4日間の佐渡滞在中の総走行距離は506km、一日あたり100キロ以上を走った計算だ。佐渡グランドホテルを後にした筆者は、午前7時20分に佐渡汽船両津港ターミナルの航送車待機場に到着した。出航の約2時間前である、またしても一番乗りであった。お盆間近のこの時期、上下便共にほぼ満車の状態で、新潟日報の報道に寄れば、今夏の佐渡汽船のカーフェリー予約状況は、震災前年度に比較し、若干増えているそうである。朱鷺の雛誕生効果と前年度の震災の影響による落ち込みからの反動が重なった結果であろう。新潟発午前6時のカーフェリーおおさど丸は予定より3分ほど遅れて両津に到着した。船首部分が開くと、乗用車が続々と吐き出されてきた。佐渡発の便と違い、新潟発の便は、本土からの物資を積んだコンテナが多数積載されており、これらの積み出し作業にかなり時間を取られる。従って、乗用車の積み込み開始は出航の20分前であった。
両津発9時15分のおおさど丸は定刻どおりに新潟港に着岸した。筆者はお昼を食べるために、ANAクラウンプラザホテル新潟に向かい、2階にある中華料理のお店「天壇」にお邪魔した。筆者は平日限定の天壇ランチ(1320円)を注文した。メインには紋甲烏賊の青紫蘇炒めを選んだ。これに、ショウロンパオと海老餃子の点心、卵とワカメのスープ、お粥、デザートが付いている。烏賊の炒め物は繊細な塩味の効かせ加減が絶妙で、ほんとに美味しい!佐渡ではこういう中華料理を提供できるお店が全く無いのが実情だ!佐渡の美味しい中華料理屋として、赤泊の優遊と小木のや志満を勧めておいたが、両店共、中華のチェーン店「バーミヤン」程度のレベルでしかない。最後のデザートは安田ヨーグルトのプリン。総カロリー量もほどよくて、充分満足できるホテル新潟の天壇さんだった。
天壇の入口
テーブル席。黒を基調にし、効果的に赤を刺し色として使っているセンスは御見事!金井の「ひきの」さんは是非このセンスを見習うべきだろう。
ランチセット
メインの紋甲烏賊の青紫蘇炒め
デザート。とっても美味しかったですう~。