筆者が若さと健康を維持できる秘訣とは?それは「大豆」製品を主食にしているからだ。日曜の夕方にテレビ朝日を見ていたら、奇跡の美食「精進料理」なるタイトルで、横浜市鶴見区にある曹洞宗総本山総持寺の精進料理が紹介されていた。日本全国に総持寺と名の付く寺は数々あれど、鶴見の総持寺は、福井県の永平寺と並び称される曹洞宗の名刹である。このお寺には全国から修業に訪れる若い僧で溢れているが、中には生臭坊主もいるらしく、横浜の福富町にあるソープ街に繰り出す坊主がいる事を、風俗嬢から聞いた事がある。生臭と言えば、その昔、織田信長が焼き討ちを命じた比叡山延暦寺は、女人禁制の聖域であるにも関わらず、焼き討ち時には居てはならないはずの女達が次から次へと出てきたそうだ。修行を極めた高僧は別にして、若い修行僧の中には禁欲に耐え切れない者がいたのは世の必然であろうに。現代もしかりで、夜な夜な、ソープやファションヘルス店に通いつめる破戒僧がいるのは当たり前である。
話は横道にそれたが、「大豆」製品とは、豆腐、納豆、おから、豆乳、湯葉、枝豆、油揚げ、厚揚げ、がんも、ヒリョウズ、味噌、醤油と、伝統的な日本料理には欠かせない食材であり、畑の肉の別名が示すように、蛋白質が豊富であり、脂質もほどよく含んでいるそうだ。脂質を多く含むのに、豆腐の味噌汁に豚汁のような油分が浮かんで来ないのは、脂質が蛋白質で覆われる所謂oil bodyと呼ばれる構造によるものだそうだ。この番組を見て随分と勉強になった。真面目に修行に励む鶴見の総持寺の修行僧の一日の総摂取カロリー量はわずかに1300キロカロリーで、これは成人男子が一日に必要とするカロリー量の半分に過ぎないが、必要な蛋白質は摂取できているそうである。精進料理とは動物の殺生を是としない仏教徒の食べる料理ゆえ、調理には肉は勿論の事、魚も食材としては使用しない。つまり、修行僧は、穀物、野菜、果物、海藻類だけしか摂取しないから、肥満した僧侶などは皆無なのだ。筆者は精進料理主体の食生活だが、俗人ゆえ、肉も食えば魚も食うし、女だって抱く。刹那の快楽を求めてあれこれ思いを巡らしているから翼君はいつまでも若くて可愛いのさ!
なお、植物とて生命はある。だからそれらを採取して食べる行為は殺生ではないかと言われれば、返す言葉は無いし、厳密に殺生を禁ずればこの世に食べられる物は存在しなくなる。精進とは、「動物の殺生はせずに、命有る者に感謝をしつつ食べ物を頂く」と言う意味に解釈すべきであろう。画像は今日のmeeting弁当である。精進料理にはほど遠い、肉系混在弁当であった。