12月から2月にかけての冬季間、街を歩く女性達の足元を観察していると、デニムショーパンに黒のタイツ、ニーハイのブーツという組み合わせをよく見かける。ブーツの代わりにハイヒールを履く女性もいるが、タイツの上に柄物ソックスを重ね履きする成人女性は皆無だ。そういう格好が可愛らしくて似合うのは小学校6年生までの女児である。ところがメンズでショートパンツにレギンス、ブーツを履いた時は、柄物ソックスで足元を飾るのがお洒落上級者である。この、靴とパンツの間をどうやって埋めるか、言わば足中ファッションをいかに格好よく見せるかは、ひとえに可愛いソックス選びのセンスの良さにかかっている。一般的に男性は、靴、トップス、パンツ、バッグ、ベルトには金をかけても、靴下に関しては、人目に触れる機会が少ないせいも手伝ってか、ついつい手を抜きがちになる。レギンス男子がトレンドになって来ると、靴下が最重要ファッションアイテムになるのだから、日頃から靴下選びのセンスを磨かねばなるまい。本日の筆者のファッションコーデは、ナラカミーチェの白のボタンダウンシャツ、ユナイテッドベネトンのミントグリーンのブイネックニット、グラミチのサックスブルーのショーパン、黒レギンス、ブルー・白のコーギー靴下、サントーニのブルーのスエード靴。グラスグリーンのスプリングコート、オロビアンコのターコイズブルーのバッグである。
さて、3月6日の東京は最高気温15度と春のような陽気であった。筆者はホテルニューオータニにあるリゾート風レストラン「トレーダーヴイックス」を訪ねてみる事にした。ところがネットで調べると、短パン禁止のドレスコードになっている。短パン・レギンスでは駄目なのか?それに関していちいち問い合わせの電話をかけるのも馬鹿臭かったので、急遽方針変更とし、新宿南口にあるホテルセンチュリーサザンタワー内の中華レストラン「シェンロン」を訪ねてみた。午前11時半頃に訪ねたら、幼稚園児を連れた予約済みの家族達がお店の前にたむろしていた。受付のおねーさんに予約の無い一人客である旨を告げると混雑していないのにも関わらずわざと5分ほど待たされた。店内に入ると、オープンキッチンを背にした二人掛けの席へと案内された。筆者は三種類の中華料理(画像)、三種の点心、玉子スープ、デザート(杏仁豆腐)、紅茶(ハイビスカス)がセットになった、サンデープレートランチ(2625円)を注文した。中華料理は、卵入りの海老チリ、牛肉とピーマンの炒め物、フレンチドレッシングかけの野菜サラダで、点心は肉餃子、しゅうまい、海老餃子である。これにライスか蒸しパンが選べたので蒸しパンをお願いした。しかしこの蒸しパン、無味のため一口齧っただけであとは全て残した。お料理の分量は女性客を意識してかいずれもプチサイズ。一般の男性客なら多分午後3時頃にはこばらが空くだろうと思われる量だ。だけどお味は非常に美味しく、レベルの高さは実証済み。30分ほどの滞在だったが、2625円と言う値頃感も手伝い、充分満足感が得られたチャイナグリル「シェンロン」だった。