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第4期「福祉リーダー塾」報告書

2010-10-22 | 中央労福協
先の10/15に「第4期福祉リーダー塾」の修了式が行われ今回受講した24名に修了証書が授与され「受講生のレポート」を中心とした「報告書」が作成配布されました。当日は浙江省総工会からの訪日団対応で残念ながら修了式には参加できませんでしたが、楽しみにしていた「報告書」を精読して少し感想を述べてみたいと思います。

第4期の受講生は24名(男性:20名 女性:4名)参加団体の内訳は・事業団体(労金・全労済・生協)=12名 ・連合=5名 ・労福協=7名でした。
受講生の主な感想をピックアップしてみますと ① 普段聞けない話しが聞けて有意義 ② グループミーティングを通じて他団体の参加者と交流が出来た ③ 今後の活動に向けて意識づけになった・・・等々が主な意見です。

特に普段聞けない話しの内容は ◎労働運動・労働者福祉運動の歴史や理念 ◎労働運動の展望 ◎NPO等を中心とした地域での活動事例・・・等々が経験豊かな講師から直接に聞けた事などが代表的なものです。加えて、事業団体より参加の塾生からは事業を推進していく上で運動面が希薄になっている云々の感想もあり、運動に対しての歴史や理念の大切さを改めて感じます。

さて、私には受講生のレポートを読む楽しみの一つに「レポートの表題」があります。
今回のレポートにはフォローアップ研修でグループミーティングのテーマである「労働者福祉総合支援センター(仮称)の設立を構想する」・・(注:これは中央労福協2020年ビジョンで提起されています)これを表題にされた方が6名いました。
個々の中味に触れるにはブログでは物理的に不可能ですが時代の背景・現状・展望を表している一つの現象として私は理解し受け止めたいと思います。そして労働者福祉の向上を目指した運動と事業が1つの転換期を向えて「新たなフレームと理念」に基づいて展開する分岐点・・そんな捉え方も出来るかなと考えます。

「福祉リーダー塾」はその名の通りこれからの「リーダー育成」が最大の目的です。今回のリーダー塾で交流を深め議論を展開した塾生達がそれぞれのポジションで輝き、活躍する事を願います。私も微力ながらカリキュラムに関わった一人として塾生に対して何らかのサポートも心掛けていきたいと考えます。(K)



写真は、ノビルの花?。先々週、野に咲く可憐な花を見かけました。花が咲く前に葱と同じようにして食べれば辛くて酒のつまみになると聞いたことがあります。(Chu)