こちら黒金町の4階です。

静岡県労福協を身近に感じていただくために事務局員が交代で情報の発信しています。

全国研究集会 雑感

2009-06-12 | Weblog
一寸間が空いた報告になったが表題の会議が6/4~5にかけて中央労福協主催で福岡市にて開催されました。
年間の恒例行事の一つでもあるこの集会・今回のテーマは「21世紀の労働者福祉運動のあり方と労働(雇用)を考える」そこで設定された内容は、特別講演、基調講演、シンポジウムと盛り沢山のメニュー

① 特別講演は北海道大学大学院法学研究科教授 宮本 太郎 氏を講師に演題は  「労働を中心とした福祉型社会」の展望
② 基調講演はNPO法人自立生活サポートセンターもやい 事務局長 湯浅 誠 氏  を講師に演題は「いま はたらく が危ない 働くことが壊されていく」-派遣村から見た日本社会ー
③ シンポジウムは「労福協60周年と連合20周年を迎え今後の進むべき方針を  考察」&「生活・労働、雇用、非正規問題を考える」の二本立て

日程目一杯のてんこ盛りでいささか「消化不良」を起こしかねない今回の「研究集会」ですが私なりにまとめてみればこんな点がポイントではないかと考えます。
① 勤労者の生活を取り巻く環境に大きな変化が生じている。取り分け生活の根幹を為す「雇用問題」に対策が求められている。
② 人口ピラミッドが正三角形時代に創られた幾つかの重要な「社会保障制度・福祉制度」が崩壊しつつある。
③ ①と②を解決する為の新しい時代の扉を開く必要がある。扉を開けば「労働を中心とした福祉型社会の構築がある。
そこで、「労福協活動」のミッションにつなげるべく・我々は何を目的とした事業なのか?誰の為の運動なのか?を常に明確にした活動展開をしなければならない。様々な角度からの議論を重ね、ベクトル合わせをする中で、数多くの地域で志を同じく活動している仲間との連携を深めて行動しなければならないと考えます。志を持った有志皆さーん、大集合でーす。(K)