欅並木をのぼった左手にあるお店

ちいさいけど心ほっこり、French!テイストなお店♪

大空へはばたく鳥のように

2008-04-19 | poem
あなたは目をつぶり、夜明けを待っているかもしれません。
今から旅立つこの地への別れを祈りとしてささげているかもしれません。
なにはともあれ、あなたはもう旅立っていくのです。あなたはここを後にして、広大な空へと旅立っていくのです。

不安が胸にあるかもしれません。
今までの悲しみが頭をよぎっているかもしれません。
もしかするとこれからの旅に希望をはせているのかもしれません。
なにはともあれ、あなたはもうここを旅立っていくのです。あなたはここを後にして、広大な空へと旅立っていくのです。

あなたがむかう空という世界は、いろんな面を持つ広大な場所。
そこには喜びもあり悲しみもある。苦しみもあれば楽しみもある。すべてが澄んであらわれる世界。
時にははてしなく澄み切ったブルーに。
時には熟れきった赤い世界に。
壮大な彫刻のような雲の群。切り裂くような雷鳴。強い風。雨粒。
いろんな面をあなたに見せてくる。あなたをうかがっている。
そんな変わりゆく世界の中で、あなたはなにかを得、時にはなにかを失うでしょう。
しかし、あなたはいろんな面を経験しながらも大きくなっていかなければなりません。
それはあなたに課せられた試練。
しかし、そのむこうに偉大な真理があることも。心の充実があなたを待っていることも忘れてはいけません。
あなたは空に学び、そして、偉大ななにかに触れられるのですから。

あなたは広大な空へと飛びたっていく。
しかし、あなたはひとりの小さな存在ではないことをけっして忘れないように。
あなたのそばにはいつも偉大ななにかがあなたを守っている。そのことを忘れないように。
太陽や月、半島や海。すべてがあなたにとって大切ななにかであるのだから。
もし一人ということを考えはじめたら、あなたの胸の鼓動を聞くがいい。
あなたの心に語りかけてみるといい。
そうすれば、胸の鼓動が、心の声が、あなたの切なるメッセージをやさしく諭してくれるから。


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