欅並木をのぼった左手にあるお店

ちいさいけど心ほっこり、French!テイストなお店♪

夜の声

2008-07-21 | poem
ひっそりとした夜にかん高い声で泣いている。
悲痛な叫びは森に夜空に、眠りにつこうとしている人の心に。
迷い人がさまよう森。
その森でたまに響くむせび声。

長い時を経て人の心は変わっていくから。
遠いあたたかなものに誰もが惹かれていくから。
森を渡る声も、いつしか癒しをえて安らぎへ。
家の奥で身を縮ませて、おびえた顔をしなくてもいいんだよ。
いずれあの森にも朝がやってくるから。

影を選んで行く人も。光を切望し得ていく人も。
みんな声なき叫びを持っている。
それは生きている証。
ここからあそこへ行かないといけない生命の道。
暗闇はいずれ光に包まれていくから。
悲痛な叫びはいずれ愛に癒されていくから。
だから・・。

月の見える窓の奥で、そんなにおびえた顔をしなくてもいいんだよ。


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