中村亮太の活動日記

加古川市のために走り回る中村亮太のブログです

政治的素養とは

2016-11-15 23:13:32 | 活動
今日は久しぶりに母校へ。



「政治的素養とは何か」という題で、岡田市長と北口県議、そして学生代表3名とのパネルディスカッションでした。
ともにOBですね。
初めての企画ですが、面白かったです。



まずお二人から、学生時代の話や政治家を志した理由などを自己紹介とともに話され、それから学生とディスカッション。

学生からは18歳選挙権、政治家をどう選べばよいか、情報の取捨選択はどうすればよいか、など質問がなされ、それに
丁寧に答えられつつ、学生に意見を求めていきます。

それらのテーマの根底にあるのが、演題になっている政治的素養だと思います。

つまり、自分の柱となる価値観を持ち、また常にそれを学びにより磨いていくこと。
それがあれば、様々な政策課題についてディスカッションも行えますし、時に政治家に意見を求めることもできます。

それによって、特に若年層にとっては縁遠い行政や政治(恩恵を受けたり手続きすることも少ないので)を身近に感じ、
参画をしていくことに繋げていくことですね。

話の中では、読書や歴史を学ぶことの大切さも出てきました。
これは私も同意です。

様々な政策課題、また思考については、過去に多くの検討がなされ積上げられてきました。
それが歴史です。

その意味で、現代の我々は先人のおかげで彼らよりアドバンテージがあるわけです。

しかし、高校受験・大学受験・そのまま新卒主義のなかで就活というレールがある中で、そうしたものを学ぶ重要性が
軽視されてきたように思います。

例えば、戦後の歴史・政治史にしてもかなりの知見があるわけですが、学校のカリキュラムや受験の出題傾向などで
ほとんど教えられることがありませんよね。

世界史・日本史だって地理などと選択制ですから、やらない学生もいたりします。
私も文系なので両方やってはいましたが、受験科目は世界史だったので、そちらにかなりウェイトは偏っていました。

結局のところ、大企業であったり良い会社(定義はいろいろでしょうが)に入るための予備校チックに学校がなって
しまっているわけです。

ですから、社会人でも政治や選挙の仕組みなどを知らない人も多い。

そのあたりを考えると、大きな意味での政治教育は非常に不足していますね。

アメリカでは「民主主義ってこんなのだよ」という子供向けのアニメがあったりしますが、日本では政治教育は
タブー視されています。

まあ、それはGHQ統治下からの戦後教育に一因があるわけですが。


私学だからこそできることもあるのでそのあたりは期待したいですが、公立であっても、日本の将来を担い諸外国と
渡り合えるようなリーダーを育てるための教育は考えていかねばなりませんね。

そんなことを考えながら、気付きをもらうことができました。
学生に刺激をもらった企画でしたね。


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