STARLIGHT NIGHTS

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信州あづみの流星会議

2014年07月20日 | 星仲間


安曇野市で行われている流星会議に行ってきました。

全国持ち回りで開催されている流れ星の研究集会ですが、今年で55回目を数える歴史ある大会だそうです。
明日22日までの開催ですが、初日のみ参加しました。

興味深い報告・提言を3つほど紹介します。

「日本近世流星スケッチカタログ作成と最古の流星スケッチの発見」
最古のもので1670年、江戸時代に遡る、流れ星のスケッチの記録を探り、当時の人が、流れ星をどのように捉えていたか考察した発表です。
尾を伸ばした彗星のスケッチが残っているのは知っていましたが、数秒もなく消える流れ星のスケッチが残っている(しかも、この発表だけで9つの事例があります)とは思ってもみませんでした。


「流星の音について」
以前から、流れ星が流れる時、音も聞こえたという報告があることは伺っていました。しかも、その多くが流れると同時に聞こえたというものです。音速を超える?あり得ないこと!聞こえる人聞こえない人がいる?・・・など、いろんな意見がありますが、土井時に聞こえることは電磁波であろうということです。電磁波を受けるには受信機が必要であり、聞える人は、身体的に受信機の役割を担っているのではないかという説が、今回の発表です。



今年のふたご座流星群は注目
事例発表とディスカッションの時間で話題になりました。
進化しつつある、ふたご座流星群。
母天体ファエトンは、彗星ではなく小惑星なのですが、2009年と2012年に「尾」らしき形状で観測された。
近年出現数が増加しつつあり、有痕率が上がっている。
今年、ファエトンから新たな流星物質が放出され、12月のふたご座流星群の活動が注目される。
明るい流星が多い報告と、少なくなる報告があり、まだわからない流星群だ。
近年確立された、ダストトレイル理論が当てはまらない。
など・・・。
今年の12月14日は注目です。


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