サイトウキネンでも、時折ジャズのプログラムを織り交ぜることがあります。
今年は盲目のジャズピアニスト、マーカス・ロバーツが出演しています。
9月1日は、彼のソロコンサート。
ジャズのピアノソロをライヴで聴くのは初めて。しかも、マーカス・ロバーツ、ネットで調べてもCDが少なく、どんな演奏をされるのか、本番まで全く予習なし、でちょっと心配でしたが、そんなこと関係ありませんでした。
会場は重要文化財である旧松校の講堂でしたが、中央にピアノを配置し、周囲を囲むように客席が並べられていました。自由席なので、開演直前の到着だったため、ピアノ背後の席しか残っていませんでしたが…。
木造の造りで、ほんのり暖色系の明かりを灯したシャンデリア。
奏でられる音楽も、繊細、迫力、活き活きとしたリズム…。
会場独特の雰囲気の下、様々な表情を持った演奏で楽しませてくれました。
最後に、本日は小澤征爾さんの誕生日ということで、Happy Birthday to Youの変奏曲で締めくくり、余韻たっぷり浸って会場をあとにしました。
写真は、終演後、重要文化財「あがたの森文化会館講堂の窓に掲げられたSKFのフラッグ」
サイトウキネンというとクラシックのイメージが強かったのですが、ジャズもあるんですね。そういえば、大西順子が来たこともあったかな。ジャズ好きなので来年からは注目したいと思います。マーカスロバーツはウィントンマルサリスとの共演がよく知られていますね。
来年からフェスティバルの名称が変わりますが、プログラムも見直されるようです。ジャンルを超えたプログラムを期待したいです。