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STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

♪ 4人のソリストによる EARLY MUSIC ソロの世界Ⅱ 鈴木秀美「バッハの真髄Ⅱ」

2011年06月11日 | 音楽(コンサート)


○日時 2011年6月11日(土)15時15分~17時15分
○会場 安曇野コンサートホール
○演奏 鈴木秀美(バロック・チェロ) 
○プログラム
   J・S・バッハ 無伴奏チェロ組曲第4番 調BWV1010
           無伴奏チェロ組曲第2番 調BWV1008 
           無伴奏チェロ組曲第6番 調BWV1012
 アンコール      
   J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番から
   もう1曲

朝方からの雨も上がり、時折青空の見え始めた午後。昨年行われた安曇野コンサートホール10周年記念Early Music solo Festival in Azumino 2010 の続編。昨年に引き続き登場された鈴木秀美さんによる無伴奏。昨年は第1番、第3番、第5番を取り上げたので、今回は偶数番号の作品です。
そのときにも書きましたが、鈴木氏の演奏、CDでも感じましたがとても懐が深く、まさに大バッハに抱かれているような感じです。CDも聴いていますが、何か違います。解釈はひとつではないのでしょうか。それとも、無伴奏の表現にはいろいろな可能性を秘めているのでしょうか。第6番は、5弦の小型のチェロ(チェロ・ピッコロ)を使い、これがまた聴いたことのない独特の音色でびっくりしました。弾き方も、股に挟んで演奏し、ヴィオラ・ダ・ガンバのようでした。
次回は7月2日。品川さんによるヴィオラ・ダ・ガンバです。

♪ 信州大学交響楽団第87回定期演奏会

2011年05月28日 | 音楽(コンサート)
○日時 2011年5月28日(土) 14時~15時50分
○会場 長野県松本文化会館大ホール
○演奏 信州大学交響楽団
    指揮:三原 明人
○プログラム(曲目)
 ベートーヴェン フィデリオ序曲
 ボロディン 交響曲第2番
 ドヴォルザーク 交響曲第8番
 アンコール
 ブラームス ハンガリー舞曲第5番

前回聴いた時は、ブログに書いたのかな?過去の書き込みを検索するのもおっくうなので確認しないでおこう。
何年かぶり信州大学のオケを聞いた。ボロディンとドヴォルザーク。このオケ、高校の頃から聴いているのでもう数十年(?)になるのだが、何年か前に聴いた時は、演奏のレベルが低く、かつて聴いた印象をぶち壊していたのだが、今回なかなかの好演でした。特に弦楽パートはしっかりとした響きを出していた。特にボロディンが良かった。アンサンブルも申し分なく、第3楽章冒頭にあるソロはなかなか。ドヴォルザークは各所に木管のソロがあって、ちょっと乱れもあったのですが、第4楽章のハイテンポで熱い音楽を奏でていました。全曲通じてクラリネットが上手かったです。

となりの中ホールでは、同じ信州大学の吹奏楽団の演奏会。こちらは無料。なぜバッティングした(させた?)のか不明。こちらは有料だった分、不利だったのでは?

さて今回で第87回になる演奏会。県下各地にキャンパスが分散して練習もままならないかと思いますが、気持ちをひとつにしてこれからも頑張ってください。

アンサンブルセバスチャン 室内楽コンサート2011

2011年05月14日 | 音楽(コンサート)
○日時 2011年5月14日(土) 14時~16時20分
○会場 塩尻市文化会館・レザンホール中ホール
○演奏 アンサンブルセバスチャン
    音楽監督/ピアノソロ:木内栄
    コンサートミストレス/ヴァイオリンソロ:平波智映
    ヴィオラソロ:南かおり
    ヴァイオリンソロ:平波華映
    指揮:山田哲男、木内栄
    フルートソロ:丸山貴菜、小林愛
    ソプラノ:倉科有紀
    バリトン:松島誠治
○プログラム(曲目)
    J.S.バッハ G線上のアリア
    J.S.バッハ ブランデンブルグ協奏曲第4番ト短調BWV.1049
    モーツアルト ヴァイオリンとヴィオラのための協奏曲変ホ長調K364
    モーツアルト オペラ「フィガロの結婚」よりK492
        恋とはどんなものかしら
        もう飛び回れないぞ、愛の蝶よ
    モーツアルト ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K467
 (アンコール)
    モーツアルト オペラ「フィガロの結婚」よりフィナーレ
    モーツアルト アヴェ・ヴェルム・コルプス

 塩尻で活動している室内オーケストラのコンサート。今年で4回目となります。
 演奏内容は毎年少しずつ成熟してきており、今回も素晴らしいコンサートになりました。プログラムを見ると、すべての曲、ソロ楽器(歌手)が入る曲ばかりですね。
東日本大震災の犠牲者に対する哀悼の意を込めて、プログラムの冒頭にG線上のアリアが追加されました。司会の酒井さんの案内により、演奏後拍手無しで、舞台上の演奏者が一度袖に戻りました。
 特に良かったのは、ヴァイオリンとヴィオラのための協奏曲(通常は、協奏交響曲と呼ばれていますが、プログラムでは協奏曲となっています)。平波智映さんと南かおりさんのソロは素晴らしく、息の合ったというより、ふたりのソリストの対峙が感じられました。
後半演奏されたピアノ協奏曲第21番は、木内栄さんによる“弾き振り”です。オーケストラが良く鳴ってピアノが隠れ気味でしたが、力強さがあり、これまでこの曲の気づかなかった魅力を感じさせました。
 アンコールは、フィガロとアヴェ・ヴェルム・コルプス。良かったです。
 

♪ アンドレアス・シュタイアー チェンバロリサイタル

2011年02月11日 | 音楽(コンサート)
不眠症解消どころか、眼の覚めるような・・・

○ 日時 2011年2月11日15時40分~17時05分
○ 会場 松本市音楽文化ホール
○ 演奏 アンドレアス・シュタイアー(チェンバロ)
○ プログラム
    J・S・バッハ ゴルトベルク変奏曲BWV988

今年初めての大雪。
リサイタル前にバッハ研究の大家、磯山雅氏による講演会があった。以前も磯山氏が来られた時も大雪だったような・・・
 それはさておき。ゴルトベルク変奏曲(自分的には、ゴールドベルグ変奏曲と呼びたいのだが。スペルは、Goldbergですし・・・)は、グレン・グールドによる伝説的なピアノ演奏が有名で、実はこれしか聴いたことがないのだが(グールドは1955年と1985年のふたつの録音がある)、オリジナルであるチェンバロによる演奏だし、それもかなり個性的に掘り下げられた解釈による演奏だと聞いていたので楽しみにしていました。
 前説の磯山氏の話は大変興味深く、知らなかったことも多くあったので、引き続き聴いたシュタイアーの演奏にも参考になった。話しも演奏も聴く(聞く)ことができてとても良かった。講演のタイトルは「躍動する数の理論」というもので、何だろうと思っていたのだが、30あるバリエーションは、3つごと同じスタイルの繰り返しであること。前半(1~15バリエーションと16~30バリエーションははっきりと前半後半を分けるスタイルであること。そのほかいくつもあったが、発展してきたバリエーションが30番目におはクォドリベットという違うスタイルにして、冒頭のアリアを最後に繰り返す時のつなぎになっているという話しも「なるほど!」でしたし、演奏もそのことを念頭に入れて聴き、この曲の知らなかった魅力に触れることができました。
 グールドの演奏は、一切の反復を省略したものでしたが、シュタイアーは反復をし、演奏時間80分に及ぶ大曲になりましたが、長くはなりますが反復があった方が面白く聴けます。
終演後にはサインをいただいてきました。



♪ サロンコンサート 55th

2011年01月23日 | 音楽(コンサート)
四神相応

○日時 2011年1月23日(日)14時~16時10分
○会場 市民タイムス塩尻ホール
○演奏 平波華映(ヴァイオリン)、平波智映(ヴァイオリン)、木内栄(ピアノ)
○プログラム
    ピアノソナタハ長調 K423(スカルラッティ)
    ピアノコンチェルト二長調K107-1(モーツアルト)
    2本のヴァイオリンのソナタ二長調6番(ルクレール)
    2本のヴァイオリンとピアノのコンチェルトR522(ヴィヴァルディ)
    ピアノソナタハ長調K330(モーツアルト)
    2本のヴァイオリンのコンチェルトハ長調 BWV1043(J.S.バッハ)

久しぶりに行ったセバスチャン企画によるサロンコンサート。
レザンホールでも、何か催しが行われていたらしく、周辺の駐車場はほぼ満車状態でした。
このサロンコンサートも盛況で、今まで来たなかでは一番の客入りだったのではないでしょうか。
開演前に椅子を追加で並べていました。
平波姉妹のヴァイオリンの競演です。はっきり言ってしまうと、妹の智映さんの方が上手いのですが、2本ヴァイオリンのコンチェルトがいくつかプログラムされていましたが、おふたりの個性(音色)の違いがはっきり分かり、楽しめました。
木内さんによるK330。ちょっと個性的な演奏でした。
最後のバッハは、なかなかの力演。
おふたりとも、以前より磨きがかかっているようです。

今回、このサロンコンサートを皆勤で聴かれているという、時計作家の平林さんによるオリジナル腕時計が展示され、合間にお話しもされていました。昨年諏訪の御柱に合わせて、諏訪大社に同じ腕時計を奉納されたそうで、その時も、BWV1043を演奏されたそうです。

♪ 筒井一貴 3台のクラヴィコードの弾き比べ

2011年01月03日 | 音楽(コンサート)

○日時 2011年1月3日(月)14時00分~15時50分
○会場 あづみ野コンサートホール
○演奏 筒井一貴(クラヴィコード)
○プログラム
    カベソン 第6旋法によるディエント
    フローベルガー 組曲ハ長調
    ベーム 組曲ヘ長調
    J.S.バッハ リュートまたは鍵盤楽器のための前奏曲・フーガとアレグロBWV988
    モーツアルト フィッシャーの主題による変奏曲K179
    ハイドン ソナタホ長調

あまり聴く機会の少ないクラヴィコード3台を揃えてのコンサート。
演奏された筒井さんによるウィットに富んだトークを交えての演奏を楽しみました。
ここ、あづみ野コンサートホールは100人ほどの小規模ホールですが、30人ほどの限定にして行われました。
チェンバロより前の時代の鍵盤楽器、クラヴィコード。小音量なので、なるほど、このくらいのホールが空間的にも大きさが限界ではないでしょうか。
悪い言い方をすれば、隣の会場から聴こえてくるような感じです。
でも、今回3台のクラヴィコードを曲によって弾き分けて、個々の楽器に随分と個性が違いそれぞれの味わいを堪能させてくれました。

コンサートチラシから引用…。
小音量であるが、この楽器のひそやかな内なる表現力が再発見されている。クラヴィコードによる繊細な音表現は、雑音に満ちた現代に生きる我々に静寂を第認識させてくれる。

生誕500年を迎えたカベソンの曲からモーツアルト、ハイドンまで。21世紀の2011年冒頭の私どもにとって、新年早々リフレッシュさせてくれました。

♪ ゲルギエフ指揮 ロンドン交響楽団

2010年11月25日 | 音楽(コンサート)
○日時 2010年11月25日(木) 19時~21時
○会場 長野県松本文化会館
○演奏 指揮:ワレリー・ゲルギエフ
    ヴァイオリン:諏訪内晶子
    ロンドン交響楽団
○プログラム
    ヴェルディ 歌劇「運命の力」序曲
    シベリウス ヴァイオリン協奏曲二短調 作品47
    (アンコール)バッハ、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番から第3楽章
    ムソルグスキー(ラヴェル編曲)組曲「展覧会の絵」
    (アンコール)チャイコフスキー「くるみ割り人形」からトレパック

う~ん、濃い演奏でした!
展覧会の絵・・・本当にリアルな絵を見せられているようでした!
「卵の殻をつけた雛鶏のバレエ」(有料プログラムにはそのように標記)では、冒頭汚い音になりましたが(表情過多のせい?)、本当にヨチヨチ歩きの雛鶏が眼前に現れたよう…。
それぞれの絵画、眼を見張るように、聞き入ってしまいました。
リアルな絵画が続いたせいか、キエフの大門では意外とあっさりと進み、大きく盛り上がってエンディング。

前半のシベリウス。諏訪内さんのヴァイオリンより、ゲルギエフの個性の方が勝り、音楽的にもちょっとシベリウスにそぐわない感もありましたが、極めてゆったりとしたテンポで演奏された第2楽章は味わい深かったです。

世界のビッグ・オーケストラの5本に入れても良いロンドン交響楽団ですが、見たところ、客入りがいまひとつで空席が目立っていました。ここ松本文化会館は、小澤征爾のサイトウ・キネンの本拠地であるとゲルギエフやオケのメンバーにも伝わっているとすれば、とても残念なことで、ある意味恥ずかしいことかもしれないと思いました。


♪ 4人のソリストによるEarly Music ソロの世界Ⅳ 品川聖 残照アーベル

2010年11月07日 | 音楽(コンサート)

○日時 2010年11月7日(日)14時10分~15時50分
○会場 安曇野コンサートホール
○演奏 品川 聖(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
○プログラム カール・フリードリヒ・アーベル
       「ヴィオラ・ダ・ガンバのための27の小品」全曲 WKO 186-212
 アンコール 27の小品から2曲

古楽情報誌「アントレ」と安曇野コンサートホール10周年記念による、Early Music solo Festival in Azumino 2010 と銘打って、4回のバロック音楽ソロ演奏会が行われるコンサートの最終回。
聖さんの演奏を聴くのは3回目です。うち2回は、アーベルのこの全曲を聴くプログラムでした。ヴィオラ・ダ・ガンバという楽器は、バロック時代が終わり古典派の時代が始まる頃には廃れてしまった楽器。アーベルもバッハと関わりを持っていた作曲家で、同じバロック終焉の時代に活躍されました。ヴィオラ・ダ・ガンバによる数々の名曲をいくつも作曲し、プログラムにある小品集はその代表作です。
心地良い気持ちになって、ついうとうととしてしまいました。雅な響きのガンバの音色にアーベルの曲にある技巧を凝らした曲想で、何度聴いて良いですね。
終演後、主催者アントレの品川さんがステージに上がりあいさつ。4回シリーズを企画した気持ちと来場者への感謝を述べていました。また来年も改めてバロックシリーズをこのホールでやりたいという計画があることを紹介されました。楽しみですね。
そのあと、ホールの喫茶室で演奏者、関係者を囲んでお茶会が催されました。聖さん、弟の雄さんらとしばし歓談…。

写真は、ホールに来る前に訪れた池田町の「かたせ」そば屋さんから眺めた雪を頂き始めたアルプスの風景。本日快晴でした。


♪ 古典四重奏団 ベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏会Ⅵ

2010年10月30日 | 音楽(コンサート)

○日時 2010年10月30日(土)
    (レクチャー)18時~18時45分
    (コンサート)19時05分~20時55分
○会場 松本市音楽文化ホール
○演奏 古典四重奏団
○プログラム
    ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第11番 ヘ短調 作品95「セリオーソ」
    ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第16番 ヘ長調 作品135
    ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調 作品131

今年行われた後期の弦楽四重奏曲のシリーズ3回のうち最終回です。
1回目(9月11日)のレポートは既述のとおりです。書いていませんが、2回目(10月2日)のコンサートも都合により前半だけでしたが聴きに行きました。
前半行われたレクチャーのテーマは「変容する“苦悩から歓喜へ”」です。
第5交響曲を例に挙げ、ベートーヴェンの苦悩から歓喜へのスタイルを説いていました。が、後期の弦楽四重奏曲は、そうしたスタイルから脱却して古典派の枠組みのなかで、様々なスタイルを模索していたほかのジャンルにはない独自性があると説いていました。例えるなら、本日のプログラム、第11番は「劇中劇型」、第16番は「対話型」、第14番は「ブリッジ型」だそうです。第14番は、古典派なのに、第7楽章まである本当に独自性強い作品です。
演奏の方も前回同様素晴らしいものでした。特に最後に演奏した第14番、第5楽章のプレストから第6楽章のアダージョにかけてのあたり。アンサンブルの妙味と掘り下げた解釈で、ほかの団体にはないスタイルとライヴでの醍醐味を堪能しました。
お客さんはホールの半分も入っていなかったのは残念。
ロビーで販売されていたCDも、残りの第13番を購入。これで後期の曲すべて揃いました。
終演後のサイン会は、9月の時サインはいただいたので、そのまま帰途に着きました。

♪ 上岡敏之指揮 ヴッパータール交響楽団

2010年10月13日 | 音楽(コンサート)
○日時 2010年10月13日(水)19時~21時
○会場 松本市音楽文化ホール
○演奏 ヴッパーダール交響楽団
    上岡敏之指揮
    アナスタシア・チェボタリョーワ(ヴァイオリン)
○プログラム
    チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲二長調作品35
    ベートーヴェン 交響曲第3番変ホ長調作品55「エロイカ」
 アンコール
    モーツアルト 交響曲第41番「ジュピター」第4楽章


まずはチャイコフスキー。
ソリストのアナスタシア・チェボタリョーワは、確かアナスタシアという名前でクロスオーバー系の曲を演奏したCDが出されていた記憶がある程度。
演奏ですが、随所に上岡節といえるような独特の個性が感じさせられます。とても熱い音楽を奏でます。アナスタシアの方は、音色、技量とも平均的で演奏姿も没入する姿勢でもなくクールな印象。ちょっとそのギャップが気になりましたが・・・。上岡の指揮は、アナスタシアのソロを引き立てることも気にしながら、自分の音楽を堂々奏でていました。
後半のエロイカ。
編成が大きい。3列目のフロント席で後の管楽器奏者が見えないのが残念。編成のせいか、朗々と響く演奏。ベートーヴェンがこんなに響いて良いの?と感じたほど。後の席ではどう聴こえたのでしょうか?
随所に個性あふれる演奏で眼(耳)がウロコ!第2楽章はテンポが速く、葬送行進曲ではなく生き生きした英雄の足取りでした。
上岡の指揮は念入りのアクションがあり、視覚的にも楽しめました。指揮法についてはよくわかりませんが、指揮棒を持つ右手は拍子を、左手で表情を指示するものかと思いますが、上岡では指揮棒でも表情づけしているよう。楽団員を指し示し、思わず第2ヴァイオリン奏者の譜面台をたたいてしまったほど。
チャイコフスキー以上に熱い演奏でした。

終演後30分ほど待って、ロビーでサイン会。一緒に写真を撮ってもらう人もいて、にこやかにサインに応えていただきました。