飛騨の山猿マーベリック新聞

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◆年末年始を襲う“値上げの暴風雨”はまだ終わらない 円安・原油高加速で10月は4000品目超

2023年09月30日 08時47分43秒 | ●YAMACHANの雑記帳

年末年始は値上げの暴風雨か──。東京商工リサーチ(TSR)が28日発表した調査結果によると、10月は4000品目超の食品値上げが庶民の懐を直撃する。加えて、足元は円安と原油高が進行。まだまだ値上げ地獄は終わらない。
 TSRは飲食料品メーカー200社を対象に調査。うち47社が10月に値上げを実施し、品目数は4151に上る。2月(5470品目)、4月(5234品目)に次いで今年3番目の多さだ。リポビタンD(大正製薬)や東京ばな奈(グレープストーン)などの人気商品の他、酒税改正により、第三のビールや日本酒、焼酎の価格がアップする。ハム・ソーセージ類は、日本ハムが9月に実施済みだが、10月には伊藤ハム・米久、プリマハム、丸大ハムが追随する。
驚いたのが、発表から実施までの周知期間が短いこと。東京ばな奈は9月15日発表で10月1日実施。リポビタンDは9月5日に発表し、10月2日から実施する。異例の“スピード値上げ”だ。

「グレープストーンのように規模が大きくない企業は、周知期間が短い傾向がありましたが、大正製薬のような大企業も短期間で新価格を適用するようになった。“値上げ慣れ”なのでしょうか、企業は迅速にテキパキと価格を引き上げるようになった印象です」(TSR情報本部・二木章吉氏)
 今後の値上げについて、TSRは現時点の判明分として、11月59品目、12月503品目、来年1月190品目と発表しているが、これでは済まない。足元では、1ドル=150円に近づく円安と、1バレル=100ドルに迫る原油高が進行中だからだ。末端価格に反映されるのはこれから。いつ頃、動いてくるのか。
「円安と原油高は客観的な理由であり、理解が得られやすい。コストアップ分を自社で負担したくないため、早々に動くと思われます。12月か来年1月実施のスピード値上げの可能性があります。食品の原材料は輸入品が多く、円安の影響は大きい。加えて原油高によりエネルギーや物流費の負担が増える。プラスチック製の日用品など石油由来の製品は、食品以上に活発な値上げになるでしょう」(二木章吉氏)

PB品の価格引き下げはどうなる?

 最近、耳にする「値下げ」の動きはどうなるのか。輸入小麦の政府売り渡し価格は10月から11.1%引き下げられる。イオンや生協はPB(プライベートブランド)品を対象に価格の引き下げを発表している。
「パンや菓子メーカーの小麦の仕入れ価格がダウンしても、これだけ円安と原油高が進めば、末端価格の引き下げに至らない可能性は十分あります。イオンや生協のような値下げは広がりを見せていません。この先も値下げは限定的で、値上げが圧倒することになると思います」(二木章吉氏)
 物価高が長期化し、実質賃金は16カ月連続のマイナスだ。連続記録は安倍政権下の2013年7月から15年3月の21カ月。円安・原油高はすぐには収まらないとみられている。お先真っ暗だ。


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