飛騨の山猿マーベリック新聞

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■小沢代表が元レンジャー隊員と安保法制について意見交換

2015年09月15日 20時07分57秒 | ●YAMACHANの雑記帳

http://www.seikatsu1.jp/activity/party/20150915-2.html

「武力を以って民は治められない」小沢代表が元レンジャー隊員と安保法制について意見交換
~貧困を克服し民生を安定させることこそが、テロとの戦いの最も有効な方法~
小沢一郎代表は9月14日、元陸上自衛隊レンジャー隊員であった井筒高雄氏と安保法制の危険性と日本の国際貢献は今後どうあるべきかについて対談しました。その意見交換の要旨をご紹介します。

◆井筒高雄氏
安保関連法案の審議では、法案に自衛隊の実力が合っているかの議論が決定的に欠けています。これまで自衛隊を海外派遣する場合、陸上自衛隊の海外派兵専門部隊である特殊作戦群が先遣隊で入って、現場の部族長らとのコネクションを作って、事前交渉をしながらより安全な地域で活動できるようエリア選定する時間が多少はありました。しかし今回の法案の成立によって、自衛隊はいつでもどこへでもお呼びがかかれば、事前準備に十分時間をかけることなく自衛隊は海外に出かけていかなければなりません。

また、14万人にいる陸上自衛隊の9割がレンジャー教育は厳しいからと行きたがりません。その自衛隊がレンジャー教育以上にストレスがかかる戦闘の現場で本当に機能し得るのか。米軍や国連軍のミッションの一部を任されて、その任務を100%遂行できるのか。そこに疑問と不安を感じます。

アフガニスタン紛争から始まった傾向ですが、今の紛争は国対国ではなくて、テロや反政府組織などの武装集団と戦うのが主流です。そういう集団は米軍との戦いを避け、米軍に弾を運んだり、食料を支援したりする後方支援を行う兵站部隊を徹底的に攻撃します。こういう戦い方が主流になってきたため、米軍よりも多国籍軍や有志連合軍の死傷率が高いため、戦闘地域より圧倒的に非戦闘地域で殺傷される方が多いのです。

これが戦場の実態です。アフガニスタンやイラクを見てもどこが平和なのか。平和とは全く程遠い状況です。アメリカ一辺倒の外交と紛争解決に武力によるアプローチだけでの解決には限界があります。そうでない各多国籍軍の将校と紛争解決人の全員が丸腰で敵対する幹部や地域の部族の人たちと一緒のテーブルにつき、そこで武器を捨てる交渉をする方法もあり、例えばそういうアプローチを提唱しているのが東京外国語大学の伊勢崎賢治教授です。

特殊作戦群の隊員は、英語をきちんと話せて宗教の勉強をして経済の勉強もしています。国連待機軍という名称かどうかは別として、まさに小沢代表が言われるように国連にきちんと出しても言葉も含めて対応し得るため、そのように整理するのも1つの選択肢だと思います。


◆小沢一郎代表
武力を以って民は治められない。徳を以って治めるというのがいにしえからの政治の基本です。今日のゲリラ戦を軍事力で治められないのに、それを押し進める政治家は間違っています。なぜアフガニスタンでタリバンが生まれ、国内が混乱するのか。アフガンは本来、食料自給率が90%以上であり自給自足でほぼ生活ができていました。それが、ロシアの侵入以来、度重なる戦乱と大干ばつで自給率が40%以下になってしまいました。これでは食べられず、結果タリバンがはびこるようになったのです。

人々が食べられるようにすれば、タリバンは黙っていたって消滅するのです。だからこそ長年アフガニスタンで活動してきた中村哲医師のように井戸を掘ったり、畑を作ったりして民生を安定させることが何よりも大事なのです。日本が国連平和維持活動に参加するにしても、むしろ丸腰で行って中村医師のように民生の安定のための活動を大々的に行うべきなのです。貧困が解消され、民生が安定すればテロや紛争は起きないのです。どんなに困難であっても、どんなに時間がかかろうとも、貧困を克服し、生活を安定させることこそが、テロとの戦いの最も有効な方法であると、私は確信しています。


また、日本国憲法の理念と第9条の考え方は変える必要はなく、むしろ忠実に実現すべきと思っています。日本は国連加盟の申請を行ったときも、受諾声明であらゆる手段をもって国連の活動に協力すると宣言しています。憲法前文でも、国際社会の一員として国際平和に努めることが謳われています。つまり、憲法の理念に従って、特に民生分野で国際貢献を積極的に果たしていくことこそ日本の果たすべき役割だと思います。

国際安全保障にかかわる日本と直接関係のない国際紛争については、国連の決定に従い国連の活動に積極的に参加することで、世界平和を維持していくというのが、日本国憲法の理念です。しかし、「十分に機能していない国連に頼っても仕方がない」といった批判が常にあります。これは、国連に平和のための実力行使を行う自前の警察力がないからです。

この問題に対して私は、日本が世界に先駆けて国連にその力を提供するため国連待機軍を創設すべきだと提唱しています。これは、自衛隊とは全く別に国連専用の組織を編成、国連に提供するのです。その場合、その部隊は国連事務総長の指揮下に入ります。つまり、国連の行動の一環で、まさに憲法第9条の理念に沿ったものであり、憲法第9条で禁止する国権の発動たる戦争・武力の行使とは全く異質なものと考えられます。

片や安倍政権が進める安保関連法案は、無原則に海外派兵を認めるものであり、明らかに憲法違反です。むしろ安倍首相はこのようなことを事実行為として積み重ねていくことで軍事大国を目指しているのではないでしょうか。このようにいい加減で国民と国の将来にとって非常に危うい法案は何としても廃案にすべきだと考えます。

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■主濱了(生活)の質疑 濱田邦夫/小林節(公述人)[国会中継]最新2015/9/15

2015年09月15日 18時07分35秒 | ●YAMACHANの雑記帳
主濱了(生活)の質疑 濱田邦夫/小林節(公述人)[国会中継]最新2015/9/15

2015/09/15 に公開 ザ・社会問題
主濱了(生活)の質疑 濱田邦夫/小林節(公述人)[国会中継]最新2015/9/15
参議院・平和安全特別委員会/中央公聴会

濱田邦夫(弁護士 元最高裁判所判事)民主推薦
小林節(弁護士、慶応義塾大学 名誉教授)維新推薦
《生活の党と山本太郎となかまたち》
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【中日社説】【東京新聞】辺野古取り消し 苦難の歴史こそ原点だ

2015年09月15日 11時03分00秒 | ●YAMACHANの雑記帳
★米軍再編が元々の元凶だ!!!

【辺野古取り消し 苦難の歴史こそ原点だ】
米軍普天間飛行場の「県内移設」を認めない決断は重い。翁長雄志沖縄県知事が名護市辺野古沖の埋め立て承認の取り消しに向けた手続きに入った。安倍政権はすべての作業を直ちに中止すべきだ。前知事によるものとはいえ、県が一度許可した辺野古沖の埋め立て承認を取り消すのは、やむにやまれぬ気持ちだったに違いない。翁長氏はきのうの記者会見で、八月から一カ月間行われた、辺野古移設をめぐる政府と県との集中協議を「私が言葉を尽くしても、聞く耳を持たないのか、そういう感受性がないのか、理解いただけないということだけは感じた」と振り返った。集中協議で、県側は沖縄が歩んできた苦難の歴史を訴えた。戦後、米軍の軍政下に置かれた沖縄では、住民の土地が米軍用地として「銃剣とブルドーザー」で強制的に収用されたことや、沖縄駐留の海兵隊は反対運動の激化に伴って日本本土から移駐してきたこと、などだ。本土復帰後も、狭隘(きょうあい)な土地に在日米軍専用施設の74%が引き続き集中し、県民は騒音や事故、米兵による犯罪など、米軍基地に伴う重い負担を強いられてきた。沖縄県民が歩み、今も強いられている苦難の歴史と向き合わなければ、米軍基地負担をめぐる不平等感は解消できまい。しかし、政府側の対応は不誠実極まりない。沖縄基地負担軽減担当相を兼ねる菅義偉官房長官は、沖縄側の主張を「賛同できない」と一蹴し、「戦後、日本全国が悲惨な状況の中、皆さんが苦労して豊かで平和な国を造り上げた」と指摘した。焦土の中から復興を成し遂げ、平和国家を築き上げた先人の努力はたたえられるべきではある。同時に、沖縄が国内で唯一、住民を巻き込んだ大規模な地上戦の戦場となり、県民の四分の一が亡くなった凄惨(せいさん)な歴史や、戦後、米軍政下で強いられた「特別の時間」に思いを至らせなければ、米軍基地の集中で今も続く、県民の「魂の飢餓感」は癒やされまい。ましてや集中協議が決裂したからといって、一時中断していた作業を直ちに再開するようでは、沖縄の声に耳を傾ける誠意がそもそもあったのか、疑わしい。翁長氏は国連人権理事会でも沖縄をめぐる現状を訴えるという。そこまで追い詰められている証左だろう。政府が今すべきは、埋め立て承認の取り消しに法的対抗措置をとることではなく、沖縄の歴史を学び直すことである。

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