来夏の参院選に照準 「安倍内閣打倒」SEALDsの次の一手
国会に12万人が集まった「8・30 安保法案反対デモ」はド迫力だった。国会周辺だけでなく、全国350カ所で「反対運動」が行われた。それでも、安倍首相は強行成立させるつもりだ。安倍官邸は「反対運動のピークは過ぎた」「法案が成立したらデモは消滅する」と楽観しているらしい。しかし、反対運動が消えてなくなると思ったら大間違いだ。学生団体「シールズ」は、すでに次の一手を考えているという。安倍官邸は早ければ、来週9月11日にも参院で安保法案を強行採決する方針だ。再来週の14日以降にずれ込む可能性もあるが、60日ルールは使わず、参院で採決して成立させることを決めたという。いま安倍官邸が考えていることは、少しでも世論の反発を小さくすること。強行採決を批判されないための姑息な作戦も練っているという。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が言う。「どうやら、維新の内紛を最大限、利用するようです。はやくも自民党は『維新と法案の修正協議をしたいが、内紛でできない』と口にしはじめている。『修正協議ができず、採決は仕方なかった』と釈明する作戦だとみられています」さらに、安保法案に「賛成」している組織に働きかけ、街頭活動を活発化してもらうという。また、10月に行う内閣改造の人事情報を「強行採決」の前後に流し、世論の関心をそらすことも考えているようだ。と同時にスキャンダルを探し、「シールズ」を潰すつもりらしい。反対運動の中心になっている「シールズ」を崩壊させれば、デモは終息するとみている。しかし、法案が成立しても、この「反対運動」は終わらない。「たしかに、これまでの反対運動は法律が成立したら終わりでした。でも、いま反対運動に携わっている人たちは、もっとシタタカです。法案成立を想定し、長期戦覚悟で、どう運動を継続し、盛り上げていくか、中身を詰めはじめている。照準は来年夏の参院選。シールズが中心となって、それぞれの代表メンバーが連絡を取り合っています。戦術のひとつが“違憲訴訟”です。過去に例のない原告の数を揃えて訴える。そして、1カ月に一度のペースで集会を開き、訴訟経緯を国民に報告する予定のようです。これなら、国民の関心が継続するし、勢力の連帯も維持できます」(鈴木哲夫氏)8月30日の「10万人デモ」を主催した「総がかり行動実行委員会」も、この先も、安保法案を廃案に追い込むためのデモを予定している。「9日には日比谷野音、10日、11日は国会、さらに14~18日も連日、国会正門前で集会を行います。もし、参院で強行採決が行われそうな時は、予定になくても緊急に集会を開きます。その時、多くの人が集まるはずです。衆院で強行採決された時も、人数が膨れ上がっています」(事務局)安倍官邸は「反対運動」が長期化し、来年の参院選までつづくことを恐れているという。安倍首相は、反対運動はこれからが本番だと思った方がいい。
↑*内紛だけは、しないように(^^)↑
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