いよいよ巣ごもりもラストスパートでしょうか?
編集さんがテレワークのせいか(?)なかなか次の仕事の「お題」が届かないし、んじゃあ~ずっとやりたかったことをやっちゃおう~!ということで、先日作った2色のルバーブのジャムで「パート・ド・フリュイ」を作りました。
私は固めたネバッこいものが大好き。たとえばターキッシュ・デライト(ロクム)とかヌガー、外郎とかあんこ以外の羊羹(柿とか柚子とかレモン)、クルミのゆべしなどに目がありません。英米で人気の色とりどりゼリービーンズもグミも好き(KanroのPureグミプレミアムはそうとう美味しい)。
中でもフレンチレストランで最後のプティフールによく出て来るパート・ド・フリュイがあまりにも好きで、どうにか家でも食べられないか…と、デパートなどで見つけて買って来てはガッカリの連続。なぜ市販のはこんなに不味いのか??これは手作りするしかない!!と、ずっと野望を抱いていました。
作るにあたっては、やっぱり美味しいジャムやフルーツのピュレを手に入れないとなりません。せっかくならジャムから!!と思っていた矢先、ルバーブを見つけたので、ここからはとんとん拍子です。
まずは出来栄えを。
切り方が雑でお見苦しいのですが、なかなか上手にできましたよ。
一見ただのゼリーのようですが、これはゼラチンではなくペクチンでフルーツを凝縮したもの。
ジャムをバーミックスでドロドロの液体にして、砂糖&ペクチンを入れて煮るだけ。最後にクエン酸水を入れると一気に固まり始めます。バットに移して表面が固まったところでグラニュー糖をまぶします。
いや~それにしても、すさまじい砂糖の量にビックリ。
1時間ほどあら熱を取ったら、ぺろりんとバットからはがして正方形にカットするだけ。
これ一粒で角砂糖一ケ食べるくらいの感じですが、思っていた以上に甘酸っぱく美味しくできました。
私は1回に2個しか食べないようにしていますが、夫が「美味しい美味しい」と言ってがんがん食べるので、糖尿病にならないかちょっと心配。
こちらは緑のルバーブ。
緑の方は、なぜか日本の柿羊羹のような風味でした。
次回はもらったマーマレードを使って、夏蜜柑のパート・ド・フリュイを作ってみます。
りっぱなビーツが売っていたので、これはボルシチにしなければ!!
和牛のすじ肉をたくさん買って来ました。
ビーツとすじ肉を1時間ほど下茹でするのが少し手間ですが、それさえできれば刻んだ玉ねぎやセロリ、キャベツ、ニンジンを炒めてあらごしトマト缶と一緒にぶっこんで30分ほど煮るだけ!!簡単~~。
食べる輸血!!ビーツたっぷりボルシチの出来上がり。トッピングにサワークリームとディルを忘れずに。
私がそばがき用に買ったそば粉を、夫がガレットにしてしまいました。
平たく伸ばせるクレープ用の鉄板がないので、生地がかなり肉厚。
ハムは例の、夫の手作りのやつです。
卵とグリュイエールチーズを加えて、まずは普通にしょっぱいガレット。
2枚目は3種の青かびチーズとナッツ類&ハチミツで、お料理なのかスイーツなのかどっちだかわからない甘じょっぱいガレット。
デザートは砂糖漬けにした小イチゴとサワークリーム入り。
美味しかったけど、もっと皮をパリパリにしないとそばがきを食べているような触感から抜け出せない。
もう少し修行が必要だと私は思うけど、夫は「完璧だ!!」と悦に入っています。なぜこれが完璧なんだろう??
まだまだ休暇モードなので、バルコニーにホットプレートを出して、サムギョプサルを焼いてたくさんの野菜で巻いて食べました。焼酎に刻んだキュウリを入れてキュウリ酒にすると、な~んと!香りはメロン味。
T-falのホットプレート(made in France)は木製だよ(笑)。
一晩、白ワイン漬けにした豚バラ肉とまたまた和牛。
やっぱり安い和牛が出回ってる気がします。
夫が前回焼いたパンを、私が「場末のイタリアの食堂で出て来るパン!」と表現したので、こんどは思いっきりリッチなパンを作り始めました(ヒマなんです)。
香ばしい芥子の実をまぶして…
切れ目を入れたら
そこにもバターをふんだんに挟んで焼きます。
もう~すんごい良いバターの香り。
中身はフランスパンではないけど、表面は申し分なく「ブール」の味。
今回のはかなりリッチでふわふわ、とっても美味しくできました。これなら合格点。
グリーンティーのチャイ用マサラをいただきました。
さっそく牛乳で煮てみたら
本当にグリーンティーだぁ~!!(ここは仕事場のミニキッチンです)
緑茶をミルクティーにしたようなちょっと不思議な味ですが、爽やかで美味しい。
ミルクティー向きのアッサムをミックスすると普通のチャイの味になるし、ミントを加えてもグー。
ル・ブルギニオンのテイクアウト、最後の一皿は「シャラン産鴨の骨付きもも肉のカレー」です。
もも肉が1本ど~んと入っていてボリューム満点。お味は優しいフレンチテイストでした。がっつりスパイシーなインド料理にしないところがさすがフランス料理のシェフが作ったカレー・・・というより、カレー味のシチューといった印象。
毎日毎日、美味しいものを食べることに全力かけて生きていますが、こんなに好きなことだけして罪悪感がない生活って天国だな。
私の場合ちょうど仕事が終わったタイミングだったことが幸運でしたが、もし〆切前だったとしてもずっと籠って机に向かっている毎日に変わりはないので、まあステイホームは(多くの漫画家さんが同じことを言ってると思うけど)、非日常ではなかったというのが感想です。
ただ施設にいる母にもう3ヵ月も会えていないので、それだけがちょっとしんどい。「穏やかに過ごしている」と、時おり職員さんからうかがって安心していますが、なんとなく見舞いのない(母のいない)生活に慣れつつある。逆に母が私のことを覚えているのか?が心配ですが。
老人介護施設の面会謝絶が解除されるのは一番最後かな??