怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

子供の頃から何気に見ていた物事が脳内に深く染み付いている

2019年08月24日 | 日本
街中の旅行会社の看板。
通り過ぎるときに「ああ、日本がテーマなのね」と思った次の瞬間、なんだか違和感。
え?どうして、違和感を感じるのかな、と一瞬わからなかった。

モデルが日本人でないアジア人だったから?いや、日本人だっていろいろな顔立ちがあるものだ。
化粧?髪型?
立ち止まって、数秒自分の感覚について気をつけてみた。

あ。
そうか、はっきりわからないけれど、前あわせが違う・・・たまたま柄がそのように見えるだけかもしれないけれど、日本人だったらこんな風に撮れてしまったら、違う画像を選ぶだろう。

着物など、ほとんど興味が無い私だ。
それなのに、ぱっと見て、違和感を感じるほど「正しい前あわせ」が脳内に画像のように残っていることに驚いた。
外国暮らしが長くなるにつれ、日本独自の物事や習慣を忘れていく部分もあるが、脳裏から離れない物事も多いものだ、と感心した。
食べ物に関してそれは顕著だ。きちんとした日本食など、めったに食べられない環境の今だ。
それでもどうにかなっているのだから、ニンゲンってどこでも生きれるものねぇ、もしかして日本食も忘れられるかな、って思っていたくらいだ。
それは表の意識の部分だけで、脳の奥深くにはちゃーんと日本人としての記憶が残っていることを忘れてはならないとしみじみ考えさせられた旅行会社看板。


日本旅行に行くドイツ人、本当にたくさんいる今日この頃。
正しい着物の前あわせと、逆にした場合の意味を教えたところで、彼らは大して気にしないだろうと予想もできる。
そうさ、気にならないこのテキトーな環境になじむとやめられない。







2 コメント

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裏焼き (拡散)
2019-08-24 09:35:09
ロートルの私、一瞬、裏焼プリントしたな と思ったのですが、デジカメ時代にそんなことありませんわなぁ・・・街角情報、愉しみにしております
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Unknown (エラメイ)
2019-08-24 09:40:41
完璧に(?)左前に見えますね(笑)。
こういうところにパッと違和感を持つのが日本人なのかもしれませんね。
差別するわけではないのですが、ある某国とのミックスの方が関西弁はしっかりこなし、日本語の文章もきちんとしているのですが、温泉で浴衣を左前に来てSNSに写真を載せていて、これを変だと思わないのか・・・と、こういうところに違いが出てしまうのねと変に納得したことを思い出しました。
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