怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

飢えている嫁

2011年05月25日 | ここの品々
在独仲間のポニーさんとドイツ人旦那様から小包が届いた。
ポニーさんからは日系パン屋の日本風パン。
 

日本人が多く住む地域ではこういった商品が簡単に手に入るらしい。下の二枚はかぼちゃ餡。
日本風のかぼちゃでさえ普通に手に入れることが難しいここ、貴重なパンだ~。
日本とドイツのパンの違いは簡単に表現すると「日本のは菓子、ドイツのはやたら固い」。
パンのような柔らかいものを戦後に食べるようになったから日本人のあごは弱くなった、と一時期言われたが、
それは日本のパンがブワブワに柔らかいからであって、本場ではかなり固いものを食べていると思ってほしい。
あごが鍛えられていくのを感じるぞ。欧州人のあごの形状が日本人のそれよりかなり頑健そうに見えるのはパンのせいだろうか!!
ちなみに義父母はほとんど自前の歯を保っている。子供の頃から固いパンを食べているからだな。
日本の食パンの耳さえ固くて食べられない日本の人たち、ますますあごと歯が退化するぞぉ~
っていうか、日本人にパン食はあわないのだろう。日本人よ、もっと米を食べよう。


彼女のだんな様からは↑米。北米の韓国人移民が生産している米と思われる。
「最高級」だなんて、うれしいな~。日本語が読めるポニー旦那さんだから目にとまったのだろうな。
このパッケージ、どこかで見たことが・・・そうだ!グアムのスーパーマーケットだ!
ここに移住する前には毎年のように夫とグアムに行っていた。レストランなどで食べずにホテルで自炊していた。
米はスーパーマーケットに豊富に並んでいたものだ。
なんだか、懐かしい~。グアム旅行を思い出す~

うれしくて、ついつい義母に報告してしまった。
「米とパンをもらいました
すると彼女、
「りすは食べるものに不自由していると思われているのですか
と意外な反応。
ひ、ひえぇぇ~、そう来たか
「りす、あなたはもう少し太らなくてはいけません、もっと食べなさい
って・・・だからこのように援助物資がやってくるわけでぇ~いや、彼女が言いたいのは「私の料理をもっと食え」だろう。
義母料理、食べれば食べるほど痩せていくような気がしてならないのだが。

以後、食材をもらって喜びで興奮しても、義母には報告しないように気をつけることにしよう
ポニーさんご夫妻、貴重な品をありがとうございます

ポーランド人友人に「普段、魚料理を食べることは少ない」と言ったら、昼食に招かれた。

左、自家製トマトのスープ。去年の収穫を冷凍しておいたものだそう。右、鮭をソースと一緒にオーブンで焼いたらしい。

付け合せはジャガイモときゅうりのサラダ。ああ、ご飯と一緒に食べたらもっとおいしかっただろうな~

デザートは二種。左はにんじん1キロを使った、というケーキ。
右はアイスクリームにベリー類をみじん切りにして少々砂糖と煮込んだソースををかけたもの。これがえらくおいしかった。
この家族、普段ほとんど外食をしないのだそう。
「レストランの料理はどんな材料を使ってどんな扱いをしているかわかったものではありません」
と、健康上の理由からそうしているのだとか。
ウチの義両親も同じようなことを言っていたけど。まあ、そうだな~。ここって外食、外れのことが多いし。

このようにして、ドイツの食生活を皆に助けてもらっている私。
ありがたい、ありがたい~

おまけ画像。
日本メーカーのピアノ。ご馳走になったポーランド人宅のもの。欧米人にとっては大きなアップライトピアノに感じるらしく、彼女の旦那さんは「コンサート用のピアノだ」と言っていた。う~ん、アップライトのコンサート用って、日本では聴いたことがないけど、ドイツにはあり、なんだろうな~
つくづく日本の楽器市場のレベルの高さを思い知った一瞬だった。