怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

義母作品集

2010年03月18日 | 義母
こちらの料理の付け合せに、パンやジャガイモで作った団子がある。
クヌーデルというのだが、最近は半製品やインスタントものがあるので家庭で最初から作ることはあまりない様子だ。
が、義母、たまにはやらなくては、と思ったのか、ジャガイモ団子をジャガイモから作った。

まず、ジャガイモをやわらかく茹で、潰す。

左は潰したジャガイモ、右、つなぎとして卵と小麦粉少々を加える。


手で練り、適当な大きさに分ける。


義母は真ん丸くすると、中央に熱が通らないと考え、平らな形に作った。
右、沸騰したお湯の中で茹でる。


この日のメイン料理は鶏肉を白いソースで合えたもの。
外食すると、団子は1個しかつかないことが多いが、ウチは一人最低3個食べると想定して作る。
右、あまった団子。なんだかね、べちゃついていて、あまり美しくない。
義母もそれが気に入らなかったらしく「もうやらない」と決心。
いや、まずくはなく、おいしかったのだけど。
手間がかかるのに、きれいにできないのが残念だったらしいぞ。


こちらは義母手作りのパン
わたしも一個試してみた。非常に胃に重い・・・いったい、何が混ざっている??
尋ねてみると粉の他にクヴァルクと呼ばれる乳製品、油脂を加えているらしい。
「おいしいでしょ?もう一個食べなさい」
私にとっては1個で充分、丁重に断ったぞ。ああ、ドイツ人、こんなにこってりしたパンを2,3個一挙に食べられるなんて、身体の構造、全然違う!

義母が作るスープ。
表面に浮いた油の量。これが日本人の胃に直撃するのだ。勧められるまま大量に食すると、胃痛に悩まされる。
最近はごく少量をゆっくり食べることで義母をごまかしている。
ごまかす、とは良くない言い方だが、自分の健康を守るための必死の対策なのだぞ。


これは別の日のスープ。豆スープだ。が、ちゃんとこってりしたソーセージ入り。
日本のソーセージのあっさりしたおいしさが懐かしい。
こちらのは塩分油分も日本の倍以上あるだろう。こんなものを毎日ガンガン食べていたら、生活習慣病まっしぐらぁ~
そういうわけで、私はソーセージ抜きでいただく。

ときどき義母は新しいレシピも挑戦するのだが・・・

こんなの、前にもやったことあるじゃあない・・・と思っていると、材料が違う、と彼女は主張する。
またもや、脂肪含有量40パーセントの乳製品をたっぷり入れているようだ。ふうぅ~
「なんだか、黒く仕上がっちゃうわね。もっと油を入れなくては」
といいながら、どんどんフライパンに食用油を注いでいく。
そういうわけで、ヨーグルトのてんぷら状態のホットケーキの出来上がり。
この写真の4つだけではない。皿に山盛り状態で食卓に上るのだ。
わたしは1個で降参。もう、べとべとの油の塊・・・
これにジャムを添えて食べるのだぞ。おやつではない、昼食のメイン料理だ。
はあぁ~


非常に寒かった今年の冬、義母はわたしに室内用のベストを編んでくれた。
羊毛100パーセント、まるで羊になった気分、暖かい~
ダブルのボタンがかっこいいけど、この色がね、色黒の私の顔といっしょになると、
ものすごくババ臭くなる。
ああ・・・ドイツの田舎のおばさんりすぅ~
義母も、義父もこの色のベストを着て冬を越したのさ!(夫には作ってやらないようだ)

以上、最近の義母の作品を紹介。