林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

高麗川駅前大通り

2010-02-21 | 高麗便り

JR高麗川駅前の1億円も費やした奇怪な記念碑から、真っ直ぐ西に「駅前大通り」がある。

先ず県道に交差する。これでも堂々の「メインストリート」、へその無い日高市のへそです。



大通りの右側には「まるひろ百貨店」があり、ここの信号は個人責任で無視。

三つ目の信号で、早くも突き当たり。畑は看板で隠している。

この看板の裏から見える風景は、今のところ、自慢できるのどかなもの。



巾着田に、みすぼらしいビオトープを、わざわざ作るのはムダで愚か。

日高市全体を「ビオトープシティ」にしよう。格好いいと思うよ。


無縁社会

2010-02-20 | 林住期

NHKの特別番組「無縁社会~無縁死32000人の衝撃」を見てしまった。
こういう深刻なTV番組は見ないようにしているが、たまたま冒頭を見たまま、最後まで引き込まれてしまった。

今、血縁や地縁、会社の縁から切り離された人々が急速に増えているそうだ。言われるまでもなく、それはかなり実感していたことではあるが。
その結果は以下のとおりとか。

 ・誰にも看取られずに亡くなっている人が、急激に増えている。
 ・遺体、遺骨を引き取らない親族が増えている。
 ・無縁死は年間32000人にも達する。

 ・無縁死した人が大量に献体されている。

 ・無縁死を予想し、誰にも「迷惑」を掛けないように、葬儀などを生前予約する人が多い。

 ・30年後には男性の3分の1、女性の4分の1が、未婚のまま死を迎える。
 ・無縁死した人の後処理をする特殊清掃業者が増えている。

番組の取材に対して、「現代は誰もが無縁になる可能性がある」、と僧侶が言っていた。そのとおり、と思う。
放送の最後は暗く、ズシリと重い語りで締め括った。

安心して老いることも、死ぬことさえもできない社会。絆を失った人々は置き去りにされたままである

救いも提案も無い、やりきれない内容だったが、たまにはこういう深刻な放送もいい。
政治家や宗教家がこういう社会の激変に着目せず、行動を起こさないことは、怠慢極まる、と思った。

昨年末には姉家族が家族葬を行い、大いに共感するものがあった。
ところが最近、別の情報で、家族葬どころか直葬が増えている、とも聞いている。

森生はいま、樹木葬や海や山に散骨することに関心がある。
自分はどうなるのか。また、どうするのか。死後、どうしてもらうか..........。
考えなくてはならない歳になっていた。

参考記事として「J-CASTニュース」もご覧下さい。

100220


ボロックの空地

2010-02-20 | 色めがね

ポロッチー風景は、自慢じゃないが町の中いくらでもある。
例えば、ここはまるひろ日高店裏の空地。

いまのところは侘び寂びて、茶人好み。
いずれ値上がり必至で、ボロックになるだろう。

                        ▲ジャクソン・ポロック「ラベンダーの霧:第1番」


幸せだなぁ

2010-02-19 | うわごと

バレンタインチョコで~す。実は沢山頂いたのでした。
それなりの努力の成果ですからね。

先ず、美人姉妹がいる床屋さんを思い出し、髪が伸びるのを待って、直前に行った。ちょっと吉田拓郎気分。
そのほか?..............ヒ・ミ・ツ、ですよん。

姫たちは、女子大生の頃はまとめて1箱くれたが、社会人だから一人ずつ。
今年は森生を思い出してくれた。やはり草食系男子の頼り無さに気付いたのだろう、よしよし。

結局、合計24個も、です。
「個じゃなく箱だろうが」ですか? そんな細かいことどうでもよろし。
あーた、誰からも貰えなかったんでしょう? そういう根性がイケナイんです。

ああ、ボクは幸せだなぁ........。死ぬまでキミを食べないぞぉ。

以上、黙ってられないので


春を準備中

2010-02-19 | 高麗便り

春を準備している巾着田。

ガラクタや看板ばかりで不満が多いが、近くだけを切り取れば、いい風景になる。

少し日が出た。酷く寒い。

不順な天候は、お天道さまが春を準備している証です。

今度の不満な風景は、下の記事「移植後の彼岸花」で。


藤田まこと逝く

2010-02-18 | 拍手

藤田まことが動脈瘤破裂で亡くなった。
享年76歳は、まだ若い。植木等や江戸屋猫八のようないい味が出せる俳優だった。
「必殺仕置人」の中村主水が特に好きである。

以前、明治座で藤田の座長公演を見たことがある。
映画「浮草」を舞台化したもので、脚本に難があり、面白くなかったが、歌謡ショーは圧巻だった。

  実兄が沖縄で戦死し、遺骨も遺品も戻ってこない。
  沖縄に公演に行くと、今ではもう年下になっている兄にひょっこり会えるかもしれず、落ち着かない。

と語った後の「涙そうそう」には圧倒された。

訃報はNHKTVで知った。
コメディアンで幅広い役を演じた藤田まことさん、と言っていたが、歌手として一流であったことは触れずじまいだった。

オリンピック放送の前に歌う苦しそうなテーマソングや、大リーグ放送の前のサイレンか悲鳴のような歌ばかりを採用するのはどういうわけだろう。
若者の人気に迎合せず、上手い人を大切に使って欲しいものだ。

歌が上手い藤田まことは、下積みが長かったそうだ。
古風だが森光子も上手かった。(流石に最近はちょっと無理)
いろいろ経験した役者の歌が上手いのは、

「当ったり前田のクラッカー」か。合掌。

このみみずく、藤田まことに似ているようで........。


巣ごもり

2010-02-18 | 知ったかぶり

雪と共にブログネタも降ってくるが、もう飽きた。撮り歩きは草臥れた。
昨夜から降っていた雪は少し前にやっと止んだ。
閂が凍結している。

こういう日は巣ごもりして、な~んにも消費せず、妄想に耽るのがいちばん。
といっても光熱費はうなぎ登り。

雪の降り方にもいろいろあるようだ。
知っているのは、

       こんこん、ひひ、しんしん、はらはら、ちらちら、さらさら、ふわふわ.......

ぐらいである。
その他どんな降り方があるのだろうか?
八丈島は? みちのくは? 龍馬の南国土佐では? 

巣ごもり中のご同輩の皆さま、教えて下さいね。


新聞ななめ読み

2010-02-18 | 拍手

先日、女子大で講演をした池上彰さんが、朝日新聞夕刊に連載している。
「池上彰の新聞ななめ読み」です。

池上さんは朝日新聞に掲載していながら、朝日新聞批判をしばしばしている。
2月15日(月)は「トヨタ大規模リコール・ジャーナリズムの試金石」では、朝日の記事の腰の引け方を、読売新聞と較べて批判した。

例えば、10日一面記事で、「トヨタ 不具合を認める」と、微温的に書いた。不具合ではなく「欠陥」が適切なはず、と。
その他頁の記事見出しが「絶対にごまかさない」とか「自分の言葉で語っていく」とか、トヨタ社長に好意的だ、とも。

一方読売は、「《安全》から一転《欠陥》」、「トヨタ社長歯切れ悪く」、などとトヨタを厳しく批判する姿勢で、広告主に遠慮しない記者の心意気が伝わる、とも書いている。

その他、トヨタの広告を取らないNHKの報道は堂々たる扱いで、日本経済新聞はトヨタを持ち上げ、批判的な視点が見当たらない由。

立派ですね、池上さん。また、こういう意見を載せる朝日も偉い。
以前、朝日は天敵・読売新聞渡辺社長のユカイな朝日嫌いの弁を、大きく載せたことがある。
朝日新聞にはどうかと思うことも多いが、いいところもありますね。

ところでマスコミは、溺れかけた小鳩を一斉に叩き始めた。朝日も同様である。
こうなると、ちょっと違うのでは?、と感じないでもない。
なにしろ日本のマスコミは付和雷同し、同じ方向に走り始めて止まるところを知らないから。

小鳩が有害鳥獣である事は認めます。しかし検察もかなりいかがわしい。
検察と自民党の怪しさと、マスコミのいい加減さについては「永田町異聞」というブログが詳しい。
池上さんの「新聞ななめ読み」同様、一読の価値があります。

お詫び会見写真はトヨタではなく、どこか他の会社か役所です。
朝日新聞から、ずっと前に転写しました。


都の西北

2010-02-18 | 高麗便り

わが亭は 都のいぬゐ ししぞすむ 限界団地と ひとはいふなり
                                              ...................森生法師

わが猫額亭は東京の西北、早稲田の森の遥か彼方、関東平野のどん詰まりの町にある。
最近、山に餌が不足しているらしく、とうとう猪が亭の近くに出没し始めた。困ったものよのぅ。
捕まえて、町内のサイボクハムがポークハムにして、じじばばに配達してくれれば良かろうに.......。

雪が降ると猪家族ばかりでなく、ご町内のじじばばもその日の食事に難儀をする。
坂の上の限界団地のじじばばは、買物難民になってしまうから。
雪はもう、止めてけれ。

 

【訳注の訳注】
わが亭=森生法師が棲む猫額亭のこと。  都のいぬい=乾。東京都の西北のこと。
しし=獣。猪、鹿なぞ食用にする獣のこと。  限界団地=大規模限界集落のこと。限界集落はウィキをどうぞ。
本歌=わが庵は都のたつみ鹿ぞすむ 世にうぢ山と人はいふなり 喜撰法師


残り雪

2010-02-17 | 高麗便り

陽射しの無い雪山は景気が悪い。それで、少し色気のあるものを猫額亭の周りから選びました。

今朝の雪は、地面や屋根の上は直ぐ融けたのに、木に積もった雪は残っている。不思議ですね。

予報では、明日朝もまた雪、とか。

雪はもうウンザリ、ですね。雪の写真ばかりでどーもすいません、です。

雪の写真、まだまだあります。当分続けますね


雪山登山

2010-02-17 | 高麗便り


 A

朝寝坊をしたのに、周りの山々には昨夜の雪がまだ残っている。
遅い朝食を済ませて多峰主山に上った。いわゆるすなわち「厳冬期の雪山登山」ですぞ。


 B

長靴、襟巻用タオル、薄着、診察券、飴玉の完全装備である。
まさか今日は誰もいまい、と思ったが山頂にはじじばばが引きも切らず。
冠雪しているはずの武甲山や、奥多摩の山並は雪雲に隠れていた。


 C

寒い所為か、下手な所為か、カメラが言うことを聞いてくれない。
愚痴を聞きつけた見知らぬおじじが、あれこれ、がみがみ。とても覚えられない。
でもお蔭さまで、これだけ撮れました。有り難う先輩。


 D

2時間後、冷え切って猫額亭に無事生還。
昼食を済ませても、周りの山々にはまだ雪が残っていた。
ハッハッハ、ハックショーン.........。薄着は失敗でした。


 E

A 飯能市街と天覧山/途中の雑木林   B 美杉台団地丘陵/多峰主山直下の道
C 武甲山と西武横手団地/関八州見晴台   D 青梅方面丘陵/粟粒山(?)
E 越上山/東急武蔵台団地上の道


キャベツ

2010-02-17 | じゃじゃ馬馴らし

スキャナーが治らない。叩いてもダメだ。
絵葉書の大きさならとりあえずスキャンできたが、それも変な縞模様が入り始めた。
自分の写真では足りないので、「林住記」の記事作りに、スキャナーが無いと不便である。

メーカーとはさんざん遣り取りしたが、何度やっても、何かしら邪魔なメッセージが出て、先に進まない。とうとう、

   ケーブルが外れているか、電源が入っていない可能性があります。
   スキャナーの状態を確認して下さい。

だとさ。
ケーブルは繋がっており、電源が入っているから、「キャベツ」がスキャンできたのだ。何を寝呆けておるかっ。

遂にアタマに来た。
町の家電専門店に持ち込み、修理見積もり料1050円を払い、入院手続を済ませた。
見積もり料とは初診料みたいなものだな。

「キャベツ」は高村智恵子の貼り絵絵葉書ですが、上下が違っているかもしれません。
そして絵には、問題の縦縞が入っております。


ラインダンス

2010-02-16 | 遠い雲

SKDが健闘していた頃、浅草の松竹国際劇場へ行ったことがある。
贅沢をして、かぶりつきの席にした。

間近で見る踊り子さんたちの脚に仰天した。
古いタイツは伝線し、継ぎを当ててる踊り子もいた。

小月冴子や川路龍子はともかく、その他大勢はまだまだ貧しかった。
脚をパッパッと上げる度に埃が舞い、閉口した。

日劇ミュージックホールの楽屋に行ったこともある。
狭い場所に裸がごった返してた。

圧倒されて、そこで何があったのか、覚えてナイ。