「どんど焼き」滝平二郎画
「エコ」は正義。
全国各地で、どんど焼きは環境汚染として、中止に追い込まれているそうだ。
石油製品の便利さにドップリ浸かり、クリスマスイルミネーションの無駄には気付かない。馬鹿馬鹿しい流れである。
今ではどうなのかは知らないけれど、三重県伊勢志摩地方では、立派な正月の門飾りを一年中付けたままだった。別に片付けるのを怠けていたわけではなく、それが風習で、他所者にはいいものだった。
横着で取り外さず、未だに寒空にチカチカしている電飾は見苦しい。
そういえば。
天然のハマチの刺身や奥さん手作りのドクダミ茶をご馳走してくれた旅館の社長、
あの地方で路地を意味する名前の事業所のお母さん、
売り物の事務用品をタダでくれた漁協の組合長、
真面目一方の島の青年、
網本家出身で赤鬼の元勅任官所長、
森男が意地悪した経理課長、
口は悪いが気のいい漁師のアンチャンたち...........。
人が好過ぎて肝臓を患い、死んでしまった土建会社課長。奥さんは元気だろうか。
みんなどうしているのやら.........。
この時期に吹く猛烈な西風は冷たいが、暖かい鳥羽の人たちにもう一度会いたい。
門飾りはまだ飾っているか、確かめてみたい。
蘇民祭が秋田県にもあったが、蘇民の墓は鳥羽にあったはず(違うかな)。
その辺の事情も知りたい。
........♪みんなちりじり、お星さま出たぞ。
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