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林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

サンポーニャ

2006-10-31 | 高麗便り

 おおたか(大鷹)

多峰主山に向かって坂道を登っていたら笛の音が聞こえてきた。
これまでも時々聞いたが、誰が吹いているのか分からなかった。
今日の笛の音は近い。

音に誘われて歩いて行くと、森男と同じ年格好の男が横笛を吹いていた。
林間に隠れてではなく、道に譜面台を立てて吹いている。
声をかけなければ、却って失礼かと思ったので、褒めてあげた。
大変喜んでくれた。

笛はケーナかと聞いたら、南米アンデス地方のサンポーニャという笛だ。
吹いている曲は、日本のナツメロや童謡だ。
一寸間延びした音色で、ゆっくり吹くから古い歌に良く似合う。

通販で取り寄せて、家で練習していたら、奥方から追い出されたのだそうだ。
確かに短時間聞くにはいいが、半日聞いていたら、頭が痛くなる腕前だ。
吹く場所が無いから、山に追い払われたオジサンは惨めか。
とんでもない。毎日、山に来るだけでも身体にいい。

この山は住宅地に近いからこういう利用法もある。
山に嫋々とした笛の音を響かせるのは、下刈りや間伐同様、山へのお礼だ。
でも、もう一寸上手くなって下さいな。
そして「コンドルは飛んでゆく」を聞かせて頂きたい。

多峰主山・天覧山の一帯には、大鷹が棲んでいる。
サシバの渡りを観察している人もいる。
さしば


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