鎌倉の由比ガ浜海岸、材木座海岸、腰越海岸の命名権を鳩サブレの豊島屋が落札した。
年間1200万円で10年間、つまり1億2000万円で買ったとは豪儀な豊島屋さんである。
社長は「鳩サブレ海岸みたいな名前にしたくない。皆さんからいい名前を募集します」と言った。
グーグルが落札してグーグル・ビーチなんて名前になったら目が廻る。地元の老舗・豊島屋さんで良かった。拍手。
でも名前を公募すると、別の心配がある。
「南アルプス市」のようなおバカな名前も公募だったろうし、浦和市と大宮市が合併した「さいたま市」になる時には「なかよ市」なんていうフザケタ名前が候補になった由。
カタカナばやりのジャパンだから、結局「ふれあいビーチ」のような露骨で軟弱な名前が人気になる恐れがある。
なにしろ夏場の由比ガ浜と材木座海岸は芋を洗うように混みあってるからね。
だから命名は人気の多寡ではなく、お相撲さんのような社長の見識に委ねたい。
できれば権利を行使せず、「由比ガ浜海岸」・「材木座海岸」・「腰越海岸」のままにしておいて下さいね。
もちろん市が作る海岸に拘わる道標や看板に、鳩のマークくらいは入れたって構わない。
また、鎌倉市民は鳩サブレを手土産にするだけじゃなく、家庭の常備菓子にしようね。
いま、埼玉の片田舎にいる森生のウチだって、母が健在の頃は鳩サブレが何時もあった。
あの鳩サブレは、毎月大安売りをする壊れたものを、母が朝一に行列して買い、大量に届けてくれたものだった。
鳩サブレは大好物です。
サブレが何故「鳩」になったのか。
想像ですが鎌倉の中心「鶴岡八幡宮」の「八」の字は二羽の鳩になってるからです。
旧市内には高層ビルがありません。若宮大路にある豊島屋本店が八幡様の石段の一番上と同じ高さです。
先代社長が商工会議所会長だった頃に「暗躍して」高さ規制を決めたとか。
ところで、もう一つのサーフィン海岸「七里ガ浜」はどうなるのだろう。
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