国際医療センター職員食堂棟「テレサホール」前にある芝生広場に、「ヒポクラテスの木」と名付けられたプラタナスが植えられている。
西洋医学の祖といわれるヒポクラテスはこの木の下で弟子たちに、医術と医者としての心構えを教えた。
それでプラタナスは「ヒポクラテスの木」と呼ばれるようになった。
医学生たちは卒業式に「ヒポクラテスの誓い」という心構えを宣誓するそうだ。
ここでは、先生たちがその宣誓を忘れないように、職員食堂の真ん前にヒポクラテスの木を植えてあるのだ(ろうね)。
更に、病院棟正面入口にはヒポクラテスの巨大な肖像画を掲げたが、なんだか森生の入院姿のようであり痛ましく、風呂上りのようでもあり恥ずかしい。
いま国際医療センターは新緑が鮮やかだ。
わが町には緑が多いが、田舎だからゴチャゴチャの緑である。
ここの緑はスッキリしている。
なお、プラタナスの日本名は「鈴懸けの木」である。
ついでに「鈴懸けの径」をどうぞ。
「プラタナス」は街路樹に多く使われ、時々ガードレールに噛み付いている。
ヒポ爺の隣の大女はナイチンゲール。
ウチにはありません