紅葉の便りを聞くと旅心が騒ぐ。
家にばかりいると心が煮詰まってきてブログの記事が尖ってくる。
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映画「阿弥陀堂だより」は良かった。今でも時々思い出す。
あの美しい飯山市郊外の里山へ行ってみようか、と思っていたら、JR(ヤな呼称ですな)が一頁ぶち抜き「北信濃ふるさと漫歩」と謳う新聞広告を出した。
......... また、飯山市郊外には、
日本アカデミー賞(これもヤです)優秀作品賞映画「阿弥陀堂だより」の阿弥陀堂が、そのまま残されています。
阿弥陀堂までの道すがらは里山風景が広がり、農水省棚田百選に選ばれた「福島新田の棚田」もあります。..........
と長~く活字ぎっしりの文章があり、あの阿弥陀堂や福島新田の写真もあるわぃ、とお神輿が上がりそうになった。
けれども広告をよくよく見れば、
信州デスティネーションキャンペーン(信州DC)好評実施中
とある。何なんだ、デスティネーションとは、え?
軽井沢、小諸、佐久、長野、小布施、山の内温泉郷、志賀高原など信州には、母や家族を連れて何度も行っている。
家から近いし、広い風景と、軒が深く白壁が瀟洒な古民家が好きだ。
八ヶ岳山麓の野辺山で仕事をした2年間は、暇を作っては足を伸ばした懐かしい場所でもある。
誰もが口ずさんだ唱歌「故郷」の作詞者高野辰之を生んだ北信エリア。
心和むふるさとの原風景が色濃く残り、私たちの心を癒してくれます。
ふん、JRがそういうかね。
この辺りの農村や町は大昔、「野菊の如き君なりき」という映画になった場所でもある(はずだ)。
あの涙ぽろぽろの名作を大人になってから見ると、主役の二人は大根だったが、映画の完成度は極めて高く、白黒で楕円形小型画面が素晴らしく綺麗だった。
「信州デスティネーション」とかいうワケが分らない「エリア」なんかへは行くもんか。
まだ鄙びていれば、だけれど、初冬の法師温泉へ行きたくなった。
写真は「阿弥陀堂だより」のお梅ばあさん(北林谷栄)と、「野菊の..... 」の民(有田紀子)。
なお、野菊の動画がありましたので.....。
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「野菊の如き・・・」は見たなあ。有田紀子、可愛かったね。原作の舞台は千葉県だけど木下恵介監督が「清潔な背景が必要」といって信州で撮影したそうな。
従兄弟同士で女が年長というのは昔はかなり厳しい話かもしれない。などと。
旅、行きたいわい。
20代の有田紀子嬢を 夕凪の由比ガ浜海岸で 時々見かけました
あれがそうだ と言われても 小肥りの普通の娘さんでした
残念です
笠智衆氏は 姿勢のいい 背の高い人でした
ついでですが 原節子の買物姿を見た という人がいますが ワタシは見ておりません