林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

歌の力

2007-07-08 | 林住期

    「凱風快晴」葛飾北斎

   田子の浦ゆうち出て見れば真白にぞ
            富士の高嶺に雪は降りつつ  ......山部赤人

季節外れ? この夏は残雪が多いのを知らないんですか?
降ってはいない? 森男には降ってるのですっ。

朝日新聞に徹底的に無視されている渡部昇一先生の著書に「文科の時代」がある。
大昔に読んだ。

  これからのニッポンは理科ではない、文科の時代だ。
  日本語、特にヤマト言葉で書かれた詩歌には、民衆を動かすチカラがある。

と書いていた、と記憶している。

  駿河湾の「田子の浦」は、日本の公害反対運動の始まった歌枕の地。
  誰もが知ってるこの万葉秀歌の功績である。

という主張だった、ようだった。

映画「サウンド・オブ・ミュージック」。
トラップ一家のご当地ソング「エーデルワイス」に、会場は総立ちの大合唱。
ナチスは呆然。一家の国外逃亡を見逃した。

このところ蒸し暑くて不定愁訴真っ最中である。でも、いざ生きめやも、だ。
そのためには威勢のいい歌、ウットリする歌が必要。
いくら名歌ではあっても「昭和枯れすすき」ではダメです。

歌の翼に乗って、どこか遠くへ行ってしまいたい。

 共産党は街頭集会の後、兎追いし「故郷」を歌えばもっと議席が増えるよ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿