朝刊に全15段を使った広告が載ってました。
広告主は小学生を対象にする進学塾SAPIX。
塾代表と北鎌倉女子学園学園長の、教育方針に関する対談です。
森生は、この女子学園の下にある古い町に生まれ育ち、
姉と妹はこの学園の卒業生です。
通称・台山にあるこの女子学園で思い出すのは、松葉牡丹です。
小学生の頃。女学校は小さく、隣に大きな邸宅がありました。
大人たちは「鐘紡の社長のお妾さんが住んでいる」と噂。
玄関前に、団地SC中庭の2倍はある車寄せ。
中央の円形は芝生。周りは車が通る砂利敷き。
真夏、砂利敷きに松葉牡丹が群生し、いろんな色の花が咲いていた。
森生は松葉牡丹が欲しくて、芥子粒のような種を集めました。
努力の甲斐もなく、うちの庭では発芽しなかったけどね。
邸宅と女学校に上る急坂に側溝があった。
まちでは「水洗便所の水だから触るな」といわれていた。
子供たちは「便所の水なのに匂わない」と不思議だった。
あれから70年余り。
邸宅は女子学園に呑みこまれ、影も形もありません▲
右手にあった、瞳パッチリのきよみちゃんちも分からない。
女学校前からは円覚寺の杉森、北鎌倉駅と町並み、
そして背後の山が見晴らせた。
懐かしいけれど、大分様変わりしたようだ。
もぅ10年以上、北鎌倉駅に降りたことがありません。
故郷は遠きにありて思ふもの....
時々、こちらのブログを拝見してますが、ふるさとは知らない町になりました。
門は円覚寺境内にある帰源院山門の、およそ70年前の姿です。
岩波写真文庫「鎌倉」から。
200923
この学校は名門女学校なんでしょ。
糸偏景気のころのお話でしょうか。繊維が元気だったんですね。
近くには東慶寺、ありますよね。縁切り寺だとか・・・
北鎌倉で降りてもたいてい線路の東側を歩きます。
Googleレンズ、見つけました。彼岸花を撮ると画面に「ヒガンバナ」と出ます。
故郷は遠きにありて思ふもの・・・
駅の南側の台山
駅からはあまり変わってませんが 裏側はタイヘンな変わりようらしいです
東慶寺は別の山の懐です
この学園 当時は名門ではなかったです
我が家の生活は タケノコ生活でしたよ
長靴は高校に進学してから やっと買ってくれました