お地蔵さんの先に隠れてる喫茶店「万年青」へ歩いて行った。
わが家からおよそ40分。ゆっくり歩けば1時間かなぁ。緑の風が通うかわせみ街道を、車で行くなんてヤボだ。
高麗の里は、いま、一番美しい季節を迎えている。
といっても、近頃、ケバケバシイ住宅が増えた。先住民は畑の整理整頓をしない。電柱と看板は林立し、電線は蜘蛛の巣のようだ。
だから、これは、という写真がなかなか撮れません。それに、カメラは全自動にしても、見たとおりにはよぅ写りまへん。
万年青は、普通の平屋建て住宅のリビングダイニングルームを、喫茶店にしている。
各産地別珈琲は本格的な味だそうだが、不思議なことに淹れるご主人も、あいにく森生も珈琲は苦手。
勿論、どなたかご馳走してくれるなら有難く頂くけれど、ここでは専ら、まろやかな味のカレーライス、500円にしている。
昼飯時だというのに、お客は誰もいなかった。
たいていここで顔を合わせる電脳の神様も、毎日、日和田山から下りて来る山野草の神様も、今日は他所を回ってるのか、来ない。
普段は洒落た小瓶や食器などに山野草を活けているが、神様がご降臨しないためか、季節の山野草が無かった。
代わりにあったのは、卓上に織部の大皿。出窓に備前の大皿。見回すと食器棚には沖縄の酒器や真紅に金のワイングラス。
他にお客がいないのを幸いに、大皿に載せていた砂糖壺やメニュー類を片付け、写真を撮らせてもらった。
備前焼や棚の上の朝鮮風の壺は、壊すとタイヘンなので手を付けなかった。
店を開く時に、大量の万年青を手放したご主人は、焼き物にも造詣が深く、かなり集めているらしい。
「いつまでも大切に仕舞っておいては勿体ないので、どんどん使うことにした」
そうなので、お暇な方は是非ご覧くださいね。但し、イバル人はダメよ。
140421
歳と共に和食器が好ましくなりました
下手の横好きで多少作陶も。。。
砥部焼の窯へ行ったり、新庄焼きの窯へ行ったり
懐かしく思い出します
織部だとしたら、斬新ですね~
森生は 一生懸命おカネを集めたつもりですが.......
不条理だ