もみじの赤い葉は風に乗りひらひらと舞い落ちる。
銀杏は黄色い葉をはらはらと振り落とす。
欅は無数の小さな葉を音も無くあたり一面に撒き散らす。
ところがこの紫木蓮ときたらどうだ。
大型の葉っぱをガサリバサリと落下させ、行く秋の風情もへったくれもない。
散らばると後の掃除が大変なので、葉が落ちる前に、一枚ずつもぎ取りごみ袋に直行させている。
これが万札なら、と考えながら。
紫木蓮は花だって花びらがベロ~ンとして、名前は尼さんのようだがふしだらである。
ひとり親方としては、引っ越して直ぐ、狭い庭に植えたのは失敗だった。
この頃、切り倒そうとしても、親方一人では手に負えない。
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