飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」「万里一空」「雲外蒼天」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

ライフトラベラー

2023年02月08日 17時07分28秒 | 人生論
ライフトラベラー 人生の旅人   喜多川泰 著

知哉にだってできるさ。慣れていない人ができるんじゃない。それをしなければならない状況になれば、誰だってそれをする力は持っている。ぼくが特別なんじゃない

旅先ではほとんど全てのことが「0」だと思っていい。
バスに乗るのも、電車に乗るのも、コンビニ見たいなところで買い物をするのも、レストランに入るのも、とにかく今、知哉が当たり前にやっているすべてのことが、どうしていいか分からない緊張の対象になる。
ところが、短い滞在期間でこの「0」をできるだけ「1」にしてみなよ。
初めは時間がかかるし、失敗や恥ずかしい思いをするかもしれない。
でも、そこは開き直って「初めてだから教えて」って言えば、たいていのことは、みんな助けてくれる。
そこで「1」になれば「1」を「2」にするのは難しいことじゃない「2」を「3」にするのはもっと簡単だし、「3」を「4」と、やっていくうちに、なんの緊張もしない当たり前のことになっていく。

旅先で不自由がないように完璧な準備をしていくと、確かに快適かもしれない。
でも、自分のいる場所では経験できないようなことを経験する機会もなくす。
だから、僕はどうしても必要なものだけを持っていくことにしてるんだ。

自由も不自由もない旅か。
それとも、どこまでも自由な、不自由な旅かをね。
人生を変える旅をしたい君が選ぶのはどっちだい。

君が「想い」を明確に持って心を開けば、同じ想いを持つ人と出会った時には、決してその場だけの付き合いで終わったりはしないものさ。

人と人が出会っている時というのは、実は目に見えない「想い」と「想い」が出会っている時なのさ。
そして、同じ「想い」を抱く者同士が出会った時には、必ず、見えないところで奇跡が始まっているんだよ。

Saitani


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